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「生ましめんかな」・「絶対悪」とどう向き合うか [平和]

 立秋と言うのに

 

 

「コラム/春秋

 

 原爆投下直後、避難者で埋まった広島のビルの地下室で子どもが生まれた。新しい一つの命の話を伝え聞いた被爆者の一人、栗原貞子さん(2005年没)は原爆詩「生ましめんかな」を書いた。核廃絶を祈る国際世論と響き合った

▼核大国が国際世論に背を向けた時代が長く続いた。09年、希望が一筋ともる。唯一の核使用国米国のオバマ新大統領が「核なき世界」を唱え始めた

▼演説の3カ月後、栗原さんの未発表詩が見つかった。こんな一節があった。〈…私らは/あやまちをくりかえさせぬために/何を言えばよい〉。米大統領の呼びかけと響き合うかのようだった

▼米大統領へのノーベル平和賞授賞で明るさを増した希望は、世界の進路を照らすところまではいかない。米国とロシアは腹を探り合い、中国は保有数を増やしている。核開発に忙しい国もある

もどかしさは日本にも向く。唯一の被爆国として核廃絶の先頭に立っている、はずなのに、国際会議が今春まとめた「核兵器の非人道性」を訴える共同声明に署名しなかった。声明の文言をめぐってのこと、と知れば、もどかしさは怒りに変わる

▼先月、栗原さんの未発表詩が新たに見つかった。〈こどもを愛する女たちよ/五枚の舌にだまされまいぞ〉という一節もある。書いた当時の指導者に向けた言葉だが、詩人の意図を超えて言葉は時代を撃つ。国の都合という名の「舌」を何枚も持つ世界を撃つ。=2013/08/06 西日本新聞朝刊=」

 

昨日の広島市長の「平和宣言」では次のように述べています。

 

「「あの日」から68年目の朝が巡ってきました。194586日午前815分、一発の原子爆弾によりその全てを消し去られた家族がいます。「無事、男の子を出産して、家族みんなで祝っているちょうどその時、原爆が炸裂(さくれつ)。無情にも喜びと希望が、新しい『生命(いのち)』とともに一瞬にして消え去ってしまいました。」

幼くして家族を奪われ、辛うじて生き延びた原爆孤児がいます。苦難と孤独、病に耐えながら生き、生涯を通じ家族を持てず、孤老となった被爆者。「生きていてよかったと思うことは一度もなかった。」と長年にわたる塗炭(とたん)の苦しみを振り返り、深い傷跡は今も消えることはありません。」

そして、次のように指摘しています。

「無差別に罪もない多くの市民の命を奪い、人々の人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛(さいな)み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり「絶対悪」です。原爆の地獄を知る被爆者は、その「絶対悪」に挑んできています。」

 

 

 

 

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広島市の姿勢に共感します。


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うなぎ

広島・長崎への原爆投下を「神の懲罰」と書いたのが韓国の嫌日紙「中央日報」である。
by うなぎ (2013-08-08 06:48) 

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