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さげもんとセッちゃん [自分史]

 

 

西日本新聞のコラムからです。

 

「 春秋

 

 先週末、神奈川県横須賀市から乗った京急電鉄の車内広告は、中づりを含めて「柳川雛(ひな)祭りさげもんめぐり」で占められていた。ポスターの隅に記された広告主の名は福岡の西鉄だった

ひな壇の脇につり下げる「さげもん」(鶴や金魚といった縁起物の布細工など)の実物も添えてあった。「九州にはこんなひな飾りもあるんだね」と親子連れの乗客を和ませていた。柳川雛祭りは、あすの「流し雛祭り」で締めくくられる

▼流しびなは各地にそれぞれの形で伝えられ、3月3日か、その数日内に行われる所が多いようだ。わが娘の健やかな成長を願って流したり、園児や小学生が願い事を書き添えて流したり…

▼先週初めの朝のNHKラジオは、江戸期から続く鳥取市の用瀬(もちがせ)の流しびなを紹介していた。旧暦の桃の節句に行われる。今年のその日3月30日には女児が和装で参加し、わらで作った桟俵(さんだわら)に紙びなを乗せて手を合わせた

▼物忌みの行事として伝わり、紙びなをなでて災いを人形(ひとがた)に移して川に流したという(用瀬の「流しびなの館」ホームページから)。重松清さんの直木賞受賞短編小説集「ビタミンF」の「セッちゃん」にも出てくる。いじめに遭った少女の物語。作中で流しびなは「身代わり雛」とも

▼世情を映して時代の川を流れて行く流しびなもあるのだろう。こんな句を添えたくなった。〈流し雛堰(せき)落つるとき立ちにけり〉=2017/04/02付 西日本新聞朝刊=」

 

読んで、柳川近くの出身の母が「さげもん」を作っていたことを思い出しました。貧乏生活でしたからそんなに頻繁に作ってはいなかったでしょう。母の名前は「セッちゃん」こと。セツです。晩年は少しボケましたが90歳を超えていたので当然でしょう。老いてから落ち着いた生活を送れたのが救いですが。

三池炭鉱 010.JPG

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