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記憶とは [高齢者]

 

 

年をとると「アレ」「ソレ」などと言います。ところが、「アレ」「ソレ」が1時間後。1日後に出てくることがよくあります。それを物忘れがと言いますが、記憶がなくなったという人が多い。

羽生善治氏は次のように述べています。

「現在、世界各地で、人間の脳のメカニズムを解明しようという研究が加速している。ノーベル生理学・医学賞を1987年に受賞した、生物学者の利根川進氏もその一人だ。同氏の研究チームが20163月に発表した。次のような研究が世界の注目を集めた。それは、アルツハイマー病のモデルマウスの失われた記憶を人為的に復元することに成功したというものだ。利根川氏は「アルツハイマー病の患者は、記憶を忘れているのではなく、呼び出せなくなっているだけかもしれない」と報告している。こうした研究が進んでいけば、ネガティブな記憶をポジティブなものに書き換えられる可能性まで出てくると言う。さらに同年九月には、他の個体についての記憶(社会性記憶)の仕組みについて の発表を行った。「誰が、いつ、どこで、どうした」という情報のなかの、「誰」にあたる部分を、海馬のある特定の場所に記憶する細胞集団があるというのだ。」(『人工知能の核心』)

 

物忘れの多くは検索機能の劣化だと思う。検索機能を回復させればと思うが、容易なことでは手ないでしょうが。

 

「自然環境が壊れてその中に生活する人間だけが正常でいられるわけがない/藤原新也」(『若き日に薔薇を摘め』)

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孤立は寂しいか [高齢者]

 

 

「定年後の 3大リスクは、「お金」、「健康」、「孤立」ではないだろうか。」(定年後の「孤立」リスク 求められる現役時代の「個立」社会研究部 主任研究員 土堤内 昭雄ニッセイ基礎研究所)とし、さらに「地域での付き合いの程度をみると、男性の 4人に 1人、女性の 5人に 1人は『付き合いがない』状況にある。また、60歳以上一人暮らしの人の 4割以上が「孤立死」(誰にも看取られることなく、亡くなったあとに発見される死)を身近な問題と感じているのだ。」と背景を指摘しています。イギリスでは「孤独担当大臣」をもうけたそうですが、「孤立」と「孤独」とかは少し異なりそうです。

 下重暁子氏は『極上の孤独』のなで孤独は楽しいと言い放ちます。

「『男の居場所はどこにあるのか?』 情けないことをいわずに自分で探すなり、作るなりしなければならない。なぜ男の居場所がないかといえば、家の中ですることがないかちだ。自分にできそう な家事を何か一つでも見つければ、自然に居場所が見つかるかもしれない。 我が家では料理はつれあいが作るので、キッチンと、ダイニングの食卓まわりは、つれあいの居場所である。したがってキッチンの流しや調理台は、つれあいの背丈に合わせてある。」

 

自分で何とかせよという。できる人はいいが・・・。

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拘束を解かれて [高齢者]

 

 

「ふと、自分が今、幸せになっているのではないかと気づく時、私は内心ひどくあわてふためき、その幸福らしいものを破壊したくなるのです/瀬戸内寂聴」(「若き日に薔薇を摘め」)

 

定年退職されて今まで見なかった顔が地域デビューしますが、男性はなかなか溶け込めません。私もそうでしたが、リハビリを兼ねた散歩は欠かせませんので外に出ます。奥様方と顔を合わせますが、どこの方か判別できません。挨拶もぎこちないです。働くことで拘束されているのから解き放たれた喜びが一瞬のことだと分かります。

 

下重暁子氏はフリーになったときのことを次のように述べています。

 

「まずはスケジュールを自分で立でなくてはならない。机上では出来ても、それを実行 に移すのは難しく、「明日からやろう、明後日からやろう」とずるずる引き延ばし、結局やらずに、むなしく時は過ぎ、自分への失望だけが増す。 こんなはずじゃなかった。時間が出来たら、あれもこれもと夢みていた。ところが全て自分で考えて行動するとなると、これほどしんどいことはない。 一度なまけると癖がついて、いつまでたっても何事も始まらない。自分の頭で考え、 自分の身を起こし出かけなければ・・・。あー誰か縛ってくれないだろうか。あんなに嫌 いで恨めしかったガチャンコまでもが妙に懐かしくなる。

誰かが縛ってくれることはラクなのだ。誰も自分を縛らなくなってはじめて、一人で何かをすることの難しさを知る。」(『極上の孤独』)

 

結局は自分でつくりだしていくしかない。最初にしたのは地元の「シニア大学」受講でした。

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シニアとは [高齢者]

 

 

「この年になってようやく、私は『家族』の絆ということを考えさせられることが多くなりました。自分で断ち切った自分の家族のことです/瀬戸内寂聴」(『若き日に薔薇を摘め』)

 

シニアは何歳ですかというのに対して64歳だという答えが一番多かったという。ところが、学会などは75歳からがいいという。するとすぐに政府機関などがこの説を支持する。どうも出来レースに私には見えます。社会保障費の削減の根拠をつくりたいのでは。ただ、一律何歳と決めるより、個別性が高いのですからそろそろ申告制にしたらと思うのですが・・・。

 

 

「シニア専門の電話相談

人間関係や健康問題経済的な悩みまで

独りで抱え込まないで

「シニア」と呼ばれる年代になっても人間関係や経済的な悩みは尽きない。それどころか、健康問題や終活など、若い頃には考えもしなかった悩みまで出てくる。 顔見知りの相手には相談できない悩みを独りで抱え込んでいたら、シニア専門の電話相談で、見知らぬ専門家に打ち明けてみてはどうだろうか。

 

 NPO法人「関東シニア ライフアドバイザー(SLA)協会」(東京)は、毎 週月曜から金曜の午前日時 から午後3時まで、シニア 世代のさまざまな悩みの電 話相談を無料で実施(通話 料は本人負担)。春と秋には、九州など関東以西の団体とも連携して2日間の特設電話相談「シニアの悩み110番」も開設している。「精神疾患のある妻と娘と同居している。妻は調理している時に突然包丁を振り回す。娘は働いているが、 給料は自分のために使って しまい、わがまま放題。毎日が苦しい」 昨年9月の「シニアの悩み110番」に60代の男性 から寄せられた相談だ。 中には「死にたい」と訴えてくるケースもあるというが「『死にたい』という言葉は、『死にたいぐらいつらい。だから助けて』 という意味です。助けてほしいから電話をかけてきて いる。その本当の願いに寄り添い、手助けするのが私たちの仕事です」と、協会理事長の山下由喜子さん(74)は語る。

かかってくるのは、そこまで深刻な悩みばかりではない。

「国民年金が少ない。なぜ少なくなっているのか」「友人と比べてみたら、自分の方が税金が高く、助成金ももらえず不満」「夫が,派手な洋服、ピンクのスカーフで出掛けたり、ほら 吹いたりするのが恥ずかし い」(いずれも80代女性) など日常的な相談も多い。(略)」

201839日西日本新聞)

 

こんな声を掬い取ってくれる窓口は大切にしたい。

 

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ジム通いもいいが [高齢者]

 

 

高齢者のジム通いは多いという。知人も週5日利用するそうです。風呂も使えるから便利だとも。下重暁子氏は次のように述べています。

 

「そこで意外なことに気がついた。日課のように通っている熱心な人のほうが先に亡くなる例が多いのだ。 私をそのジムに紹介してくれた面倒見のいい奥さんがいた。私のためにきれいな柄の水着を。プレゼントしてくれたり、先輩として様々なアドバイスをしてくれた。彼女はほぼ毎日ノルマのようにしてジムに通っていて、そこではボス的存在だった。その彼女としばらく会わないと思っていたら、がんになったらしく、これまた彼女らしく病院へはきっちり通い、手術をし、抗がん剤治療も定期的にしていた。その後。ジムで見かけることがあったが、数年後に転移が発見されたと思ったら突然の訃報に驚かされた」(『極上の孤独』)

 

健康オタクみたいにやっている人が早死にすると言いたのかと思いましたが、がんと言うことなのでそうでもないかもしれません。死に対して構えすぎるなということでしょうか。

 

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「コンビニ婚」 [高齢者]

 

 

徳野氏は大学で過疎地の構造などの研究で知られていました。今は退官されていると思います。

 

「極小化する世帯 増える「コンビニ婚」

トクノスクール主宰 徳野貞雄氏

「コンビニ婚」が増えている。コンビニ婚とは、人間と結婚せずにコンビニと結婚することである。暮らしのパートナーを人間同士ではなく、コンビニという貨幣が媒介するサービス業に依存している人々である。コンビニと結婚しても子どもは生まれない 2015年国勢調査では、生涯未婚率は男性的234%、女性14.1%である。男性で4人に1人、女性の7人に1人が生涯未婚となりつつある。日本の未婚率が急速に上昇し始めるのは、1980年代からである。また、日本のコンビニ店舗数が急激に増加 していくのも80年代である。 偶然の相関ではない。未婚率 とコンビニ婚は、かなり深い 関連が潜んでいる。 結婚の種類を「恋愛婚」や「見合い婚』とかに分けるが、それは結婚に至るきっかけの分類であって結婚の本質ではない。結婚の本質は「生活婚」である。日々の暮らしをパー トナーと協力し合い、無事に 人生を生き抜くための結合関係が結婚である。この結合関係は必ずしも簡単ではない。 人間の関係だからデリケートでもあるし、意外と、エネルギーと気遣いなどハードルの高い営みである。しかし、80年代までは結婚しなければ、お茶もごはんも食べられないし、洗濯もお風呂にも入れない。だから、ハードルが高くても98%は生活婚をしていた。しかし、80年以降は気疲れするよりも、コンビニに行けば必要限度の生活ができる。,だから、都市でも農山村でも生活婚をしない人が増えた。このコンビニ婚の背後にあるのが世帯の極小化だ。(以下略)」(201832日西日本新聞)

 

さっきコンビニに寄りました。通販本屋の支払いに利用しています。カードを利用して電子ブックというのが安くて手間がかからないのですが、紙の本になじみがあります。コンビニでの話ですが、比較的通りが少ないコンビニを利用するのですが、お年寄りに会うことが多いです。弁当を買っていくお年寄りが多い。「コンビニシニア食」とでも命名しますか。

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在宅死への誘導は [高齢者]

 

 

 私が購読している新聞は4月から紙面構成も変わり、2面の右端にあった社説が中ほどの読者投稿欄と同じところに移りました。2面の右端は編集委員などのコラムになっています。ところが、新しいコラム欄を見落としていることがほとんどでした。どうしてなのか、考えていたのですが、社説欄の読み方に気づきました。見出しは確実に見ていましたが、中身は関心のある時だけでした。長い間の習慣からでしょうか。私の中での意識は社説を敬遠していたのか、それとも、別の要因なのでしょうか。

 

今日の話題は、人生の最期の医療・介護の在り方について政府から熱心なガイドラインが示されています。病院での死亡が相変わらず高いことから在宅死のススメということでしょうか。死に方も指示されるということでしょうか。

 

「コラム 在宅死の時代、家族と医療・介護職が共に悼む場2018413日読売新聞

 

「十分な弔いが高める「死の質」

 近年は葬儀の簡略化が進み、近親者だけで行う「家族葬」や、さらには通夜や告別式を行わず、遺体を火葬するだけの「直送」も一般的になってきました。その一方で、終活・葬祭情報サービス会社「鎌倉新書」(東京都中央区)が2017年に行った調査では、約45%の人が「きちんと弔えなかった経験がある」と回答しています(第1回終活<ライフエンディング>に関する実態調査)。現代では、「故人を弔いたい」という気持ちを持ちながら、その思いが満たされない場合も少なくないようです。

 古くは、ネアンデルタール人が、死者に花を供えて弔ったとも考えられているそうです。彼らは私たちの直系の祖先ではないようですが、亡くなった人を悼む心は、太古の昔から人類に備わっているのかもしれません。

 「超高齢社会」の先には、最大で年間170万人が亡くなる「多死社会」が待っています。これまで以上に「死」の在り方が問われる中で、日頃の取材を通じて、「『よりよい死』とは、去りゆく人だけのものではなく、残される人が、その先の人生をしっかりと歩んでいくためのものでもある」と感じています。そして、十分な弔いが、見送った側にとっての「死の質」を高めるとも思うのです。

 国は、病院のベッドを減らす方針を示しており、今後、生活の場で看取られる人が大幅に増えると予測されています。家族の枠を広げ、人生の締めくくりを共に支えた人たちが故人を悼む「遺族会」が、新しい追悼の形として広がっていくかもしれません。〔飯田祐子 ヨミドクター副編集長〕(一部引用)

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健康寿命とは [高齢者]

 

 

「コラム 花時計

「世界の地震・火山学者が住みたくないと言う国は日本なんです」と研究者が教えてくれた。南海トラフ巨大地震が今後30初年以内で発生する確率は「7080%」。別の研究者は「富士山はいつ噴火してもおかしくない」と言う▽「新燃岳が噴火すると大地震が起こる」。先日、インターネットで話題になっている臆測を専門家に尋ね「直接関係はない」との見解を記事にした。「〇〇は地震の前兆か?」などネットにあふれる書き込みは、一 人一人の危機感の表れに見える▽熊本地震から14日で2年。(以下略)(吉田真紀)」(2018412日西日本新聞)

 

野菜は健康に良いのかもしれませんが、テレビなど見ると肉や卵を摂る人が人が多いように思うが・・・。

 

「元気ダネ!

厚生労働省が昨年発表した20 16年簡易生命表によると、わが国の平均寿命は男性が80.98歳、 女性は87.14歳で、男女ともに 香港に次ぐ世界第2位です。 しかし、健康上の問題がなく 日常生活を送れる期間を表す「健康寿命」は16年時点で男性 72.14歳、女性でも74.79歳にとどまっています。 つまり、男性は約9年、女性の場合は12年以上を自立できて いない状態で過ごさなければならないということです。 そこで、人生の最期まで他人の世話にならずに元気に過ごせるように、同省が提案しているのが3つのアクション+l です。 「アクシ当ン」とは(1) 苦しくならない程度の早歩きを毎 日10分程度行う「適度な運動」

⑵トマト半分、野菜妙めなら半皿分など、1日にあと70グラム野菜を食べ足す「適切な食生活」 ⑶健康を損なうたばこをやめる「禁煙」です。(以下略)」

 

+1は想像してみてください。

 

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学ぶ [高齢者]

 

 

学びたいという気持ちはありますが・・・。

 

「(男のひといき)合格、娘の励ましで 201848日朝日新聞

 昨秋、パーキンソン病と診断された。運動の調節などにかかわるドーパミンを作る神経細胞が減る病気だ。後ろ向きになっていたわけではないが、折しも孫は大学受験に向けた勉強の真っ最中だった。「お父さんも何かの試験に挑戦してみたら」と娘に促された。

 これから一体、何を? 提案を前向きに受け止め、僕も試験を受けてみようと思うに至った。

 元々、資産運用に関心があった。そこで、3級ファイナンシャル・プランニング技能検定の試験を受けることにした。しかし、勉強を始めたものの、内容が覚えられない。年金や税の仕組みと試験範囲が広い。

 試験は年に3回。勉強してすぐ、試しに受験したが、孫ぐらいの若い受験者の中で杖をついた老人は1人だけ。問題を解くのに時間がかかり、ひっかけ問題にもはまってしまった。

(以下略) (川崎市 無職 77歳)」

 

2度目の受験で合格されたそうですが、77歳という年齢と病を抱えてのことに拍手をしたいと思う。少し年下の私も放送大学のラジオ講座を聞いています。福祉に関するものを選んでいますが、メモはとりますが、忘れてしまうので、タイムフリーでいつでも繰り返し聞けるというのは助かりますが、福祉の番組ではまだ聞けるのはごく一部です。ラジオなので無料だということで気は引けますが。

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「六十三歳の新人」 [高齢者]

 

 

少し前の川柳ですが・・・。

 

「ニュース川柳

・金銀と揃い踏みした冬の精

4分に4年を演じ結弦金

・また悲劇持てば撃ちたい銃社会

・減便が人口減に拍車かけ」(2018222日西日本新聞)

 

今から人生100年時代という。どうもこの言葉にも裏がありそうで好きになれない。でも、寿命が延びているが、喜んでばかりはいられない年寄りの生活です。63歳で芥川賞が、やがては80歳でということもあるかもしれません。子や孫と同世代の人たちとの付き合いは疲れレはしないだろうとかと老人の余計な心配はジェラシーかも。

 

「魔法の杖 芥川賞に決まって 若竹千佐子

 

私は今、「六十三歳の新人」 ということになっている。まったくどういう天の巡りあわせか 配剤か。お笑いの人が中高年を、たいして上ってもいないのにもう下り坂と茶化していたが、私もその口で、六十を越して後はゆっくり下っていくだけと半ばあきらめかけていた。まさにそのとき小説の新人賞を頂いた。 それから私の生活はガラリと 変わった。何というか、友人知人とお茶をすすりおしゃべりに興じていたのが、一気に仕事場の最前線に引きずり出されたと いう感じ。 本を出してくださったのは河出書房新社という出版社さん。その関係で何度もここにお邪魔することになった。とてもアットホームな会社で行くたびにうれしい。何より嬉しいのはここの会社の女の人たちが生き生きと働いていること。同性の、そして年だけは先輩の私としては心底嬉しい、そしてちょっぴり妬ましい。今や、死語にも等しい「職業婦人」を目指して挫折した私としては、なんだかんだ言いながら女性の働く場が

ているのは喜ばしいし、未来に希望が持てる。 それにしても、私と一緒に仕事をしてくれる女性編集者さんは、この人はものすごく切れ者だが、お母様の年齢を聞くと私とたいして変わらない。心優しい男性編集者さんは息子と同い年。編集長さんだってお名前から察するに四十代辰年。私の息子娘と言ってもおかしくない人たちが今社会の働き盛りの年齢なのだ。ううむと思う。知らない間に年取ってしまっていたのだな、この私。何か女浦島の心境。

(以下略)」(同前)

 

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