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国境を越えることが [国際]

国境を越えることが

 

寒くなってきたからかどうか分かりませんが、今週二人目の訃報。病気などですから気候とはあまり関係ないのでしょうが。

今週、大宰府天満宮に寄り「飛び梅」の開花を確認しました。昨年も行きましたが、今年も見れたという感じが年々強くなります。中国からの観光客が減っていて打撃だと言われていますが、私が行ったときには結構来ていました。また、受験シーズンで学生も相変わらず多い。ここの宮司さんは東大卒ですが、学問の神様の宮司の家系でプレッシャーが大きかったそうです。

 

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中国・朝鮮半島との関係が日本にとっても大きな問題です。西日本新聞では「国境を行く」という連載があり、各国の国境問題を報道しました。ベトナムと中国は社会主義国同士ながら国境問題は根深い。韓国と対馬ではたくさんの観光客が日常的に訪れる関係です。ここ、福岡では中国の汚染された空気が流れ込んでいるとされますし、黄砂情報もあります。国境にこだわれない面があります。メディアはあまり取り上げませんが、韓国の古里原発もまた全電源喪失し、この事実を隠していました。対馬までわずかな距離しかありません。問題は国境を超えます。この連載のまとめでは次のように述べられています。

 

「怨恨を解きほぐすしかない

 

国境紛争の原因には大きく分けて 二つある。一つは地下資源のような利権であり、もう一つは過去の戦争や宗教対立からくる怨恨(えんこん) である。 前者の解決は比較的容易だろう。 当事国がお互いの利益になる方向を探れば良い。連載第4回「シェンゲ ン、マーストリヒト」で取り上げた ように、欧州連合(EU)2度の 世界大戦の反省の下に「国境のない 欧州」を実現。3カ国をぐるりと回れる石柱は、自由な往来を象徴して いた だが、後者は難しい。時間をかけて解きほぐすしかない。第3回「中 国―ベトナム」では、市民に中越戦争の記憶が色濃く残り、今また南シナ海の領有権をめぐって両国が対立を繰り返す現実が見えた。第7回「韓国―北朝鮮」では、朝鮮戦争の休戦後60年近くたっても南北の対立は続き、そのはざまで地雷禍に苦しむ市民の姿があった。

私たちの国が抱える沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島といった問題は,どちらだろう。どうやって解決できるのだろう。目の前だけ見ていては分からない。世界各地の国境を訪ね、歴史をさかのぼった記者たちの報告の中に、考えるヒントがあったと感じている。(野中彰久)

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EUが国境を越えるという理念もあったが、今、苦しんでいることも参考になります。それは、理念として掲げる価値があるかもしれないという意味でも。


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チャイナリスク [国際]

チャイナリスク

今日は祭日。会議があり福岡市内に。天神でバスに乗り換えようと待っていると、9時25分のバスが来ないがどうしてかとお婆さんに尋ねられました。たしかに、バスの本数が少ないと時間通りでないと困りますね。このバス停で時間通りを期待しませんし、時間を気にすることも少ないと思います。宮崎から来たのだが、人が多くて、とまどうとも。ようやくバスが来て、バスの運転手にそのお婆さんが行き先の場所を尋ねているようですが、よく分からない様子。私が降りるバス停のひとつ手前でしたが、一緒におりました。カラーでプリントした地図を持っておられ、行く先はバプテスト教会。私も知らなかったところでしたが、すぐ近くでした。宮崎からは福岡まで不便でと、夜行バスできたという。80歳。後任の牧師が来ることになっているのだがとも。若い頃は福岡の大学で学んだそうでした。

会議が終わって、「ビッグイシュー」を買って帰ろうと西鉄グランドホテル前で降りました。

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先日、「クローズアップ現代」で、中国の日系企業の苦悩を伝えていました。待遇改善のスト。反日デモ。そして、撤退したくても簡単にはできない事情などのチャイナリスクについての報道。安い人件費を求めて中国に進出。税制の優遇措置もあったが打ち切りになり、退職金相当のものが法定化されており、必ず支払わらなければならない。しかし、人件費は高騰し、ベトナムなどにシフトする企業もあえているそうだ。最低賃金は3割程度上がっているというが、人件費だけでなく、中国人社員との意思疎通の悪さも経営効率を悪くしているという。さらには、日本から派遣されている現地法人トップが日本では中間管理職だった人が多く、経営者としての経験不足もある。結局は、賃金の安さだけを求めていけば失敗するということになりそうです。ベトナムでも賃金が上昇するでしょう。中国の莫大なマーケットをどうするかが課題のように思えました。

今日読んだ『

今朝の露に―わたしの芝居旅

今朝の露に―わたしの芝居旅

  • 作者: 嵐 圭史
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2012/09
  • メディア: 単行本



今朝の露に』には次のように書かれていました。今から10年前のことです。

「『天平の甍』再び

『鑑真来日千二百五十年記念にふさわしい作品である。日本と中国の往来は、天平の昔に比して容易になっているが、困難な課題は決して消え去っていない。この作品に備わる歴史的生命力を改めて痛感した。』

私どもの劇団(前進座)が、この五月に東京国立劇場で上演した『天平の甍』についての、朝 日新聞劇評(野村喬氏評)の一節です。私自身、『天平の甍』に骨太く内在している普遍性・今日性・生命力をこそ、真正面に見据えて鑑真役に臨んできただけに、今回の上演意図を的確に捉えてくださったこの評価はまことにありがたいものでした。 また、今回の上演成果のすべても、この一節に集約されていると申せましょう。 大入り満員、盛況裡に国立劇場での『天平の葺』公演を終えたいま、原作者井上靖先生・脚色の依田義賢先生・音楽の園伊玖磨先生はじめ、『天平の蔓』初演の舞台(一九六三年)を担った劇団諸先輩へのあらたなる崇敬、深い感謝の念が熱く私の胸に去来しております。井上先生が「天平の蔓』を産み出して下さったからこそ、私をして鑑真和上との、あるいは香気に満ち満ちた天平ロマンの、その素晴らしい世界との出会いを可能ならしめてくれたのです」

ここでは、天平の時代から続く日中間の困難と鑑真の生き方が対比的にとらえられています。歴史的にも整理してみる必要もありそうに思いましたが、どうでしょうか。

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