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役に立つ訓練か見極めを [原発]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「(声)父を介護、自分の時間が欲しい  53歳 2017930日朝日新聞

 両親との3人暮らしです。84歳の父の介護が始まり早1年。最初の2、3カ月はにこやかにできたものが、互いに要求をぶつけるようになると、私に自由はないのかと反感に似たものが生まれます。

 父とけんかをして長い間口をきかず、さっさと部屋に引っ込んだ時もありました。今は諦めているのでいさかいになりませんが、それでも自分の時間が欲しいです。

 週に数回ヘルパーさんが来てくれるほかは、何かと私が頼りにされ、負担がのしかかってきます。「自由の時だ」と楽しみにしている休日に、ここぞとばかりに買い物などの用事を頼まれたり、「ひとりだと嫌だ」と言われ、楽しみにしていたことをキャンセルさせられたりするのは、本当はすごくムカつきます。

 介護している家族は常に家にいて、好きなことをしてはいけないのでしょうか。自分の楽しみを度外視して尽くすのが、親を大事にすることでしょうか。

 娘は手伝って当たり前という親に時々腹がたちます。私の人生なんてどうでも良いのかと。車で1時間の所に住む姉も私もたまの休みを介護に充て、本当は疲れています。それでも当たり前ですか。」

ショートステイなどの利用で解決できないでしょうか。

ミサイル発射でJアラートが鳴るという。10分程度の猶予時間で何ができる。どこに飛んでくるのかも分からないのにどこに避難する。次の原発訓練もまた然りです。

「花時計

16日からの連休中、強い勢力を持った台風18号が列島を直撃した。思い出したのは、先日の原子力総合防災訓練で耳にした糸島市・姫島の住民のひと言。「これを使うのは、台風みたいな大しけのときでしょ」。指さすのは、島の福祉施設の屋外に設営した大型テントだ▼原発事故が起き、天候不良で船が出せないときの退避施設で、簡易トイレや除染用シャワーを備える。日ごろは倉庫に保管し、非常時に住民の手で組み立てるのだが、果たして強風時にテントを設営できるのか。「つくる間に放射性物質が風で飛んでくるばい」。住民は苦笑した▼玄海原発周辺の避難計画には同様の課題が少なくない。再稼働手続きが進む一方、事故時の備えは十分なのか。秋の夜長、考えるほど首をかしげてしまう。(山下真)2017929日西日本新聞

ミサイルでは飛んでくる日の前の夜は首相は官邸に泊まるという。泊まる日を公表すればなんとか間に合うのに。

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福島原発もこんななのに [原発]

 

 

「福岡空港のフードコート「ザ タイムズ」は開放的な雰囲気

福岡空港に行けば旅気分

 

旅じゃなくても空港に行っ
てみませんか。 トコはサッカーJ2、アビスパ福岡の応援でレベルファ イブスタジアム(福岡市博多 区)に向かうため、福岡空港 からスタジアム行きのシャトルパスに乗るのよ。そのときせっかくなので空港に寄ります。

現在、ターミナルビルは工事中で不便ですが、空港のロビーはいつも活気があります。こんなにたくさんの人が 福岡空港を行き来しているの
だと知ると、自分も引っ込んでいる場合じゃないーとエネ ルギーが湧いてきますよ。 旅行者でなくても気軽に利 用できるレストランも続々オ ーブン。お気に入りは国内線
ターミナルビル2階の「ザ フードタイムズ」。ここは福岡のローカルフードや、九州 の有名店が手掛けたメニュー が並んでいるの。因幡うどん
に、井手ちゃんぽんのカツ丼、 三日月屋のクロワッサンサンドなどなど。(以下略)

 (トコ日コラムニスト)」(2017330日西日本新聞)

 

裁判所は再稼働を認めました。どういう理由なのか分かりませんが、福島の状態をどのように理解しているのでしょう。果てしもない負の財産を残しているのに。

 

「福島事故6年まだ右往左往  81

福島第1原発で汚染された放射能の除染作業に命懸けで携わっている方には、頭が下がります。そんな中、テレビの映像で除染後、帰宅許可が出た家屋の周りでも、まだ基準の20倍の放射能が測定されていました。これでは帰宅なんて、とても無理です。しかも、除染されていない地域もたくさんあります。 そこの土が風で舞い上がり、他地域ヘ飛来しないと
いう保証はないのです。子どものいる家庭では、不安で帰れるわけがありません。大人だけの集落をつくっても、すぐに過疎が待っています。 除染は命の保証が第一のはず。そこがクリアできて
初めて、農作物、畜産業の風評被害も払拭できるです。除染土の処理も不確

実です。原発事故から6年もたつのに、廃炉の確実な方法もなく、右往左往しているのが現状です。このような制御できない、未完成な危険な物を造り、人の命より経済を優先する国が本当に幸福な国といえるのでしょうか。」(同前)

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逃げるだけの施策でよいのか [原発]

 

 

新聞の投書からです。福島に学ばなかった責任は国民すべてが背負うことになります。

 

「再稼働を前にごみ処理示せ  69

 ドイツに続いて、台湾も脱原発に踏み出したというニュース。素晴らしい決断と思った。その理由を聞いて深く考えさせられた。「日本の福島での原発事故」が後押ししたという。

一方で、あれほどの惨事を招いた福島原発事故があっても、原発の再稼働を目指している日本。何をもって大丈夫と言うのか、私には理解できない。福島の事故をどう位置付けているのだろうか。いまだに廃炉ヘの道筋が見えない状況を、政府や電力会社はどう考えているのか、国民には全く見えない。再稼働をするのなら、ただ逃げるというだけの訓練よりもっと大切なことがあ
ると思う。
それは人間に害 がないよう、これからも増 える核のごみをどこでどう やって処理するのかをきち んと示すことです。それを 再稼働前に提示することで
す。」(201738日西日本新聞)

 

そして、被爆者として、原発も同根の問題として訴えてきた林京子氏は逝った。

 

「林京子さんを悼む  田中俊廣

林さんは年齢を重ねるごと に、時代や社会を見据えながら原爆と平和を問い続け、思索や思想を深めてきた。「再びルイヘ。」は、東日本大震
災の大津波と福島原発事故を モチーフにしている。86
日、9日の被爆と原発事故の 「内部被曝」との関連性を主軸に、現代の更なる危機を切実に憂え、未来への指針を提示している。

生前最後の作品集となった ,「谷間再びルイヘ。」(講談社文芸文庫、1612)の あとがき、その末尾にこうある。「お付合いくださった読 者のみなさま、ありがとうご
ざいました。読んでくださる人がいる、救いでした。みなさまの明日が平和でありますように」。まるで遺書である。謙虚である。まさに、作品の成立は作者と読者との共働作業であるから。

「やすらかに今はねむり給え」(1990)は、鹿児島の七高生が動員先の長崎で被爆死したことを悼んでいる。今、このタイトルをそのまま林さんに捧げたい。読者として、これからも作品に寄り添っていくことを改めて念じながら。(たなか・としひろ詩人、活水女子大教授。長崎市在住)(一部引用)」(同前)

 

林氏の思いを受け継がないといけないのでは。

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人が住めなくなっても経済か [原発]

 

 

 

 

「『町を潤さない』『事故ないよう祈る』 川内原発再稼働、地元住民は

201578日朝日新聞

 

 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で7日、核燃料の搬入が始まり、再稼働に向けた作業は最終段階に入った。事故の不安、経済効果に対する期待……。地元の住民たちは、さまざまな思いで原発を見つめる。

 「原発が町を潤しているわけじゃない」。7日朝、川内原発前であった再稼働への抗議集会で、原発反対の活動を続ける薩摩川内市の鳥原良子さん(66)はマイクで訴えた。「川内では原発が動いている時も、商店のシャッターは下りていた」

 再稼働に懸念を抱く地元の市民は少なくない。「九電から安全対策について納得のいく説明がないまま、今日を迎えてしまった。お金があれば市外に引っ越したい」。薩摩川内市の山下勝次さん(73)はこう言う。家から原発までは約10キロだ。

 原発から約5キロの保育園。7日夕、息子を迎えにきた薩摩川内市の女性(48)は「いつかは再稼働すると思っている。心配していたらこの辺に住めない」。ただ昨年夏、原発事故時の甲状腺被曝(ひばく)を防ぐ安定ヨウ素剤が市から配られた時は、不安を覚えた。「使うような事態がないよう祈ります」

 市内で商店を営む60代女性は「多くの人の生活が原発で成り立っている。早く再稼働したほうがいい」。福島の事故には心が痛んだが、同じことが川内で起きるとは思っていないという。(以下略)」

 

だが、テレビの街頭インタビューでは地元経済が悪くなっているという意見が必ずでる。言っている人も検証したことはないはずだ。仮にさびれたとして、それでも原発で街が消えた経験をしたのに、原発に依存するのか。

もうひとつ、原発だから電気代安くなるというトリックについて城南信用金庫相談役 吉原毅氏は次のように述べています。

 

「―再稼働しなければ、電気料金がさらに上昇し、企業の経営や景気を圧迫するとの声も根強い。

「原発の発電コストが安いというのは大うそだ。燃料費は確かに安いが、廃炉や使用済み核燃料の処分にかかる莫 大な費用が十分に計算されていない」

「日本は地震国で地殻変動があり地下水も豊富。『核のごみ』の地層処分は、染み出る恐れがあり不可能だ。地上 で保管するにも、何万年にもわたって何度も建物を建て替える必要があり、警備の費用 もかさむ。天文学的な数字に なり採算が合わないのは明らかだ」

ー現実には原発停止で電気代が上昇している。

「問題は電力会社の地域独占構造だ。自由化が進めばコスト競争が激しくなり電気代は下がる。今でも新規参入の新電力から買った方が安い。城南信金も新電力に切り替え、電気代が5%以上節約できた」(2015712日西日本新聞)

 

電力自由化と言っても骨抜きにされているという指摘もあります。それは、政治家は政治献金を、官僚は天下りを、研究者は報酬をと原子力ムラが温存されているからではないか

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核のごみをどうする [原発]

 

 

新聞の戦争体験特集からです。

 

「叔父と兄の死今なお忘れぬ 84

 

父は78歳で、母は98歳で父・家族に見守られながら、亡くなった。寂しい思いもしたが、自然の摂理で静かに見送ることができて良かった。だが、叔父2人と兄の死はいつまでも私の心を離れない。何年も前のことなのに。 叔父は戦死した。それも
戦争末期、40歳過ぎての出征だった。外国航路の船長だった叔父は娘が3人いた。もう一人の叔父は銀行員で、子どもが4人いた。幼い子を残し別れ行くのはどんなにつらく、切ない気持ちであったかと胸が痛む。兄は医学を志し、夏休み返上で勉学に励んでいた。終戦6日前の長崎原爆で亡くなった。皆若く、今からというときにと、悔しく惜 しいと思った。希望に満ちた人生を送るはずだったろうに、心がつぶれる。

私の家は戦災で全焼、命のからがら逃げてきた。物はなくなっても、働けば補充できるが、人は戻ってこない。理不尽に命を奪う戦争。私のような思いは誰にも味わわせたくない。」(201551日西日本新聞)

 

今の世で廃棄方法が決まらずにいるのは、核廃棄物だけだという。結局、最終処分地として名乗りをあげる自治体はなく、最近、政府は新たに説明会などを開き、候補地を探し始めています。

 

「核のごみ共存への覚悟

スウェーテ、ン最終処分場19年着工

「安全ならやるしか」

 

雪をかぶった針葉樹から木漏れ日が差し、絵本のような銀世界がまぶしく光る。森には希少種のカエルが生息するという。2月、スウェーデンの首都ストックホルムから北約140キロにあるヱストハンマル自治体のフォルスマルク。この森の地下450メートルに、原発から出た使用済み核燃料(核のごみ)を埋め立てる最終処分場ができる。着工は2019年で、10年後には国内の原発から出た全ての核のごみが順に運び込まれる計画だ。

「心配はしていませんよ。よく調査された結果ですから」。マルガレータ・パイレグレン副市長はさらりと言った。地層処分。近づけば死に至る強烈な放射線を出し続ける核のごみを、地下深くで保管する手法だ。安全なレベルになるまでに要する時間は、およそ10万年。

地域住民は途方もない年月を共存していく。核のごみの処分は、原発を抱える各国の共通課題だ。日本を含む多くの国が地層処分を目指す。ただ、具体的な予定地が決まっているのは2カ国にすぎない。

小泉純一郎元首相が視察して話題になった「オンカロ」を建設中のフィンランドと、スウェーデンだけだ。米国とドイツは一度は決めた候補地で住民から反対を受け白紙撤回した。日本は、候補地選定のスタ一トラインで足踏みを続ける。(以下略)」(同前)

 

スウェーデンは地震が少ない国だそうです。地震大国日本で放射能が安全になるまで1万年もかかるというのに、安全に廃棄できる確率は低い。南九州には縄文文化がなかったとされていたが、大噴火で埋もれていたことが分かりました。1万年を想定して安全だと誰が言えるのだろうか。

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埋もれていた縄文式遺跡 [原発]

 

 

鹿児島県霧島市国分で縄文式遺跡が発見されました。

 

「縄文文化は東日本を中心に栄えたとする当時の通説に一石を投じる大発見でした。しかも、桜島起源の約九五OO年前の火山灰層の直下からは竪穴式住居跡が見つかりました。さまざまな石器や土器などとともに、燻製用の炉穴や貯蔵穴なども発見され、縄文時代早期の人々がこの地で定住していたことがわかってき
たのです。」(『火山と原発』)

上野原遺跡だと呼ばれています。日本列島のなかでも先駆的に定住していたことが分かりましたが、7300年前の爆発で埋もれてしまって発見が遅れたものです。

 

「南九州・鬼界カルデラ起源の「アカホヤ火山灰」層を境に、九州の 縄文文化は忽然と姿を消してしまいました。鬼界カルデラの超巨大噴火が、2000年ほど続いた九州の縄文文化を壊滅させたのです。 鬼界カルデラは薩摩半島の南約50㎞にある海底火山で、薩摩硫黄島と竹島はそのカルデラを取り囲む外輪山の一部にあたります。超巨大噴火はその薩摩硫黄島と海底で始まったのです。高温の火山灰や軽石と火山ガスの混合物からなる大規模な噴煙柱は、高さ三万mの上空まで噴き上がったと推定されます。しかし混合物の密度が空気より大きくなると上昇を続けられなくなり、噴煙柱は崩れ始めます。海面に向かって落下してきた火山噴出物とガスの混合物は四方に広がり、そのまま海面の上を流れ出します。噴煙柱崩壊型火砕流(後述)の発生です。

この火砕流は「幸屋火砕流」とよばれ、屋久島・種子島をはじめ薩摩半島や大隅半島の南半分でその堆積が確認されています。火砕流は海と陸の上を100㎞にわたって高速で流走し、九州南部の縄文集落を襲ったのです。さらに追い打ちをかけるように、空からは大量の火山灰が降下し集落を埋めていきました」(同前)

 

大量の噴火で気温が下がり、九州では900年にわたって森林が再生せず、その後、別の地域から縄文人が移住し現在に続いているのだそうです。この時の噴火の火砕流などが川内原発地域まで届いていたことを原子力規制委員会や九電も認めています。

なければいい爆発ですが、ないとは言い切れない。原発は利用したらと言う意見もありますが、コストの問題ではないと思います。

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始末できないもの [原発]

 

 

全ての製造品には後始末・いわゆる廃棄方法が定められていますが、唯一の例外が核廃棄物の処理だと言われています。

 

「全ての廃棄物 地道に処理を  69歳

 

本紙「春秋」に出ていた星新一さんの短編「おーい でてこーい」。原発が「トイレのない家」という一文に、「なるほど」と納得した 。どんなものでも必ずごみが出る。その始末は必要不可欠である。しかし、もし怠ったら、どうなるか。
まして、原発廃棄物は多くの危険をはらんでいる。以前、本を読んだとき、似たようなことが書いてあった。立派な豪邸が建てられ、近所の人たちが招待された。各部屋を見て回った。食べたこともない珍しい料理が次々に出され、みんな大いに満足した。いざ、トイレをと思ったら、造っていないという。「なぜ?」と尋ねると「汚いものは造っていないし、置いてもいない」との返事

だった。ブラックユーモアである。食事をしたら、出さねばならぬ。それが自然の摂理

である。それを無視したら、どうなるか。地球も、人間も、全ての生き物は悲鳴を上げる。便利さを追い続け、子々孫々までつけを回す結果となる。原発に限らず、本来の姿に戻すには、気は遠くなるが、コツコツとやるしかないのだと痛感する。」(2015418日西日本新聞)

 

江戸時代は「始末」という言葉がよく使われたそうです。江戸学者・田中優子氏は次のように述べています。

田中一最初と終わりをきちっとする、後始末をきちっとする、という意味で使っていたんだと思うんです。 後始末をきちっとするというのは、資源の無駄遣いをしない、ということに通じていますね。

終わりまで見通してはじめてつくる、ということになりますね。循環させるためにはそうせざるをえないでしょう。たとえば、着物を縫うときに、手でやりますけれども、ある技術があります。それは
具体的にどういうふうにすればそうなるかは、私にはわからないんですけど、糸を抜いたときに糸穴
が残らないようにするんです。つまり、解体したときのことを考えて縫うんですね。これもおそらく、
始末の考え方だと思います。使い終わって何かに変化させるとか、使い終わって捨てる、燃やして灰にするなど、そこまで末のことを考えて始める。これは倹約と同じ意味なんですね。しかも、それがものをつくる生産者だけではなくて、商人たちの倫理でもあった。」

 

江戸の生活は循環社会だったそうです。そういう社会をこわしてしまってどうなるのでしょうか。

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希望が語れますか [原発]

 

 

「大島幹雄

「丸い地球の水平線に、なにかがきっと待っている

 苦しいこともあるだろさ 悲しいこともあるだろさ

だけどぼくはくじけない 泣くのはいやだ笑っちゃおう

進め」『ひょっこりひょうたん島』

 

東北に生まれ、東北を愛し、そして核を憎んでいた井上ひさしさんが、東北を襲ったあの地震と津波、フクシマの原発事故のことを知ったら、どうしただろう。ペンをとろうとしても、怒り
と悲しみで手が震え、文字にすることができなかったのではないだろうか。もしかしたらペンを握る手を机に叩き続けていたかもしれない。でも井上さんは、絶望の底から、きっと人々に「希望」を語りかけるようとペンをとったはずだ。」

 

だが、井上さんはいない。

次のようなことが繰り返されているというのに・・・。

 

「汚染水、にじむ低い意識 規制委が苦言 東電、甘い雨水対策

2015228日朝日新聞

 

 東京電力福島第一原発の排水路から港湾外の海に汚染水が流れていた問題で、原子力規制委員会は27日、広瀬直己社長に対し、対応が後手に回ったことに苦言を呈した。不信感を募らせる地元福島の漁協は、汚染水対策をめぐる協議を凍結。指導する立場の国も対応のまずさを認めた。なぜ対応は遅れたのか。

「漁業者の皆様、近隣の皆様にご不安を与えるようなことになり大変申し訳ない」。27日、規制委に出席した広瀬社長は、汚染水流出について謝罪した。田中俊一委員長は「深刻に反省しなければいけない。東電の安全の取り組みが信用を得られなくなることを懸念する」と指摘した。

 ■反発する漁協

 漁業者は反発を強めている。27日には福島県北部の相馬双葉漁協、県南部のいわき市漁協が、東電が同意を求めていた「サブドレン計画」の議論の凍結を決めた。敷地内でくみ上げた地下水を浄化して海に流す汚染水対策の柱だが、見通しは当面立たなくなった。

 流出元になった排水路の放射性物質濃度が高いことは1年以上前から分かっていた。東電は昨年1月に濃度が高めだと規制委の作業部会で説明。規制委は翌2月、今年3月末までに対応を取るよう指示していた。

 しかし、この時点では、汚染源ははっきりしていなかった。東電は昨年4月から定期的な濃度測定を開始。建屋付近の斜面が流出元ではないかと疑った。斜面を覆い、排水路の掃除をしても下がらないと12月に規制委に説明していた。

 一方で、雨のたびに濃度が高くなることなど、詳しい状況は伏せたままだった。数値を公表、報告したのは今月24日。2号機の搬入口屋上にたまった雨水が汚染源とみられることがわかったためという。(以下略)」

 

私たちは、希望を紡ぎだすことが求められているのだろうが・・・。

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役に立たない人間は [原発]

 

弓之助は子どもです。同心・平四郎の甥になります。

 

なあ弓之助、生きていても役に立たない人間の数と、死んじまった方が世の中のためだという人間の数と、どっちが多いと思う? 弓之助はからりと唐紙を開けて、あっけらかんと答えた。「それは、この世に幸せな人と不幸な人のどちらが数多くいるか?というのと同じくらい、難しい お訊ねです」 「違えねえ」と、平四郎は庭の方を向いて笑った。 「叔母上はお出かけだと、小平次さんが教えてくれました」
「うん、ガキどもに読み書きを教えに出かけた」平四郎は無精を決め込んで、まだだらしなく文机に
もたれている。」(「ぼんくら」 宮部みゆき)

 

答えようのない質問がありますね。原発立地のために再稼働しないと自治体はつぶれるという。そんなこと私たちに言われても、政府がしたことではないかと思う。それも、国民が選んだ政府です。では、再稼働を仕方がないとあきらめろと言われても・・・。

企業は生き残りに知恵を使っています。国民は年金を削られ、増税されても我慢するしかない。自分で選んだのだから???

 

「九電ガス事業拡大

新中期経営方針業態越え競合激化

九州電力は、ガス供給事業を拡大する方針を固めた。電力・ガス小売りの全面白由化に伴う競争環境の変化をにらみ、収益基盤を強化する狙い。近く公表する新中期経営方針(201 519年度)に、電力事業以外も本格的に手掛ける総合エネルギー企業を目指すことを盛り込む。西部ガス (福岡市)などとの競合が 激化しそうで、エネルギー 業界再編の呼び水となる可
能性もある。(以下略)」(201511日西日本新聞)

 

西部ガスは売電事業に参入するという。料金が下がるのだろうか。

 

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命より大事なものはない [原発]

命より大事なものはない

 

私みたいな脳梗塞や高血圧の人たちは「血液サラサラ」のためにとワルファリンなどを服用するように指示されます。

 

「SNP研究を率先してきた、シカゴ大の中村教授は著書でこう記している。

『米国のシンクタンク()2006年日月のレポ1ドで、『米国では1年間に約200万人の患者が新規にワルファリンの服用を始めるが、上記の2遺伝子多型(CYP2C9とVKORC1)の情報を考慮して初期の服用量を規定すると、85000人が脳出血や消化管出血などの副作用を回避することができ 17000人の不充分な治療によって起こる脳梗塞を予防すること ができる』とまとめている。また、遺伝子診断の費用を1件について100ドルと仮定しても、数百億円から1千億円程度の医療費削減の可能性に言及している」(前掲『これからのゲノム医療を知る』)

ワルファリンという一つの薬剤だけで、膨大な医療費削減が見込 める。まさに「SNP革命」である。 」(「人体特許」)

 

遺伝子によって服用を変えることが出来れば、副作用の回避と不要な脳梗塞を避けることが可能だという。薬の効用では考えないといけないと思います。今日も新聞に医師がサプリやトクホについて注意するようにと書いていますが、病院での薬でもこれだけ問題があるのです。病院が出す薬が安全だというのはどうでしょうか。

 

私たちの世代では吉永小百合さんは雲の上の人です。本人はそんなことは迷惑かもしれませんが。

 

「被爆の痛み、未来へつなぐ 吉永小百合さん、命の朗読 201486日朝日新聞

 

 広島と長崎に原爆が落とされた年に生まれ、「核」を手放せない戦後とともに歩んできた。俳優の吉永小百合さん(69)。被爆地や原発事故で苦しむ福島への思いが詩の朗読を通して伝わり、共有してほしいと願う。核とどう向き合えばいいのか。インタビューでは「命を守る」という視点の大切さを訴えた。

 

  「どんな状況でも核兵器にノーを」

  【特集】核といのちを考える

 

■思いを受け止め、伝えたい

 

 ――詩の朗読で自ら選んだ一つが、「にんげんをかえせ」で知られる詩人・峠三吉の「原爆詩集 序」でした。

 

 「どんな朗読会でも最初に読む、まさに『序』なんです。峠さんのすべての思いが詰まっています。まったく原爆のことを知らない方でも、『えっ』という思いになってくださる気がするので、日本語と英語で読むようにしているんです」

 

 「本当のことを言えば、もっと強い表現の詩がたくさんあります。ただ、それを直接読んでしまうと、最初から『そういうものは聞きたくない』っていう方の拒否反応があると思うんです。最初に分かりやすく、やさしく読んで、『あぁ、こういう詩があったんだ。じゃあ違う詩も読んでみよう』と思ってくだされば一番いい。そういう詩を中心に読んできました」

 

 ――朗読の手応えは。

 

 「私の力は小さくて、大きくならないんですけど、例えば朗読を聴いた学校の先生たちが子どもたちに教えてくださり、その時の生徒が今、先生になって、ご自身が子どもたちに教えてくださっている。そういうことが大事なんですね。受け止めてくださった方が、また次に伝える。それが被爆者の方たちの一番の願いだと思うし、ご年齢的にもなかなか、先頭に立って動けない場合もあるから、私たちがその思いを受け止めて伝えていかないと」

(略)

■電力よりも命が大事

 ――今年の東京都知事選で、脱原発を訴えた細川護熙元首相を応援するメッセージを出しました。

 

 「日本の原発の事故を見て、ドイツでは原発をやめましょうと決めているわけです。でも、日本はそうじゃない。やめたいと思っている方はたくさんいると思うんですけど、声を出す人は少ないんですよね。だからやっぱり、自分が思ったことは声に出したい、意思を伝えたいと考えました。仕事をしていくうえでネックになることはこれからあると思いますけど、人間の命のほうが電力よりも大事じゃないか、という根本だけは忘れたくありません」」

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そして、子供向けの本を出したそうです。「ヒロシマの風 伝えたい、原爆のこと」(角川つばさ文庫)。子どもたちにつないでいかないといけませんね。

岸惠子さんとの対談集『歩いていく二人』でも、原爆のこと、脱原発のことを語っています。きわめて勇気のいる言葉だと思いました。


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