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医療者と患者を誰がつなぐ [医療]

 

 

医療者と患者を誰がつなぐ

 

 

 

 

 

「がん患者に対話と交流を 「がん哲学外来」樋野氏講演

 

病気になっても病人になってはならない。「がん哲学外来」の提唱で知られる順天堂大医学部の樋野興夫教授(63)、が福岡市で講演し、がんを告知されて死を意識したときの生きざまを説いた。日本人の2人に 1人ががんにかかるといわれている。樋野教授は「どんな境遇でも役割がある。困っている人に手を差し伸べて」と呼びかけた。(略)

 

樋野教授は「人間には最後に『死』という大切な仕事がある」と表現。「若い時に華やいだ生活をしようが苦しい生活をしようが、人生は最後の5年間をいかに過ごすかで決まる」と指摘し「がんも一つの個性。人間には使命があり、病気でも病人にならない社会づくりが必要」と語った。医師に対しては「患者と同じ目線を」と訴えた。(以下略)」(2017424日西日本新聞)

 

 

 

がんカフェの様子をテレビで見ましたが、患者と家族の声を傾聴する場が必要ですね。その意味では、下記の報道は残念ですが、新しい動きが必要ですね、

 

 

 

「苦情が医療者の認識変えた

 

患者の権利オンブズマン

 

活動18年 福岡市で解散報告集会

 

 

 

患者や遺族から苦情を受け付け、医療機関などに対応を迫ってきた福岡市のNPO法人患者の権利オンブズマン(久保井摂理事長)の解散報告集会が23日、同市、・天神であった。「苦情 に学ぶ」を合言葉に、患者 側と医療機関が対立する訴訟ではなく、対話による解決を目指した活動を関係者が振り返った。514日の臨時総会で解散する。欧州の苦情解決制度を参考に、19996月に発足。研修を積んだボランティアが相談に応じ、医師や看護師、弁護士らが助言 して約6600件を受けてきた。同様の取り組みは関 東や関西などにも広がつた。 同集会では冒頭、副理事長の平野亙・大分県立看護科学大准教授が解散の背景に入手不足や財政難などがあったと説明した。 続いて5人がパネル討 論。発足時からの相談員、 福山美音子さんは「話をするたびに元気になり対医療機関の『気持ちを理解できず申し訳なかった』という、一言で納得された相談者がいた。患者や家族の思いを 受け止める場がいかに大切かを知った」と報告。医師 として活動に協力してきた熊本市西区の病院長、赤木健利さんは、患者によるカルテ開示請求が珍しくなくなったことに触れ「活動は

 

医療者の認識を変えた」と評価。宮若市の病院長、有吉通泰さんは「医療には近年厳しい目が注がれておりこうした組織はより必要になるのではないか」と解散を惜しんだ。」(同前)

 

 

 

 

 

「がん患者に対話と交流を 「がん哲学外来」樋野氏講演

病気になっても病人になってはならない。「がん哲学外来」の提唱で知られる順天堂大医学部の樋野興夫教授(63)、が福岡市で講演し、がんを告知されて死を意識したときの生きざまを説いた。日本人の2人に 1人ががんにかかるといわれている。樋野教授は「どんな境遇でも役割がある。困っている人に手を差し伸べて」と呼びかけた。(略)

樋野教授は「人間には最後に『死』という大切な仕事がある」と表現。「若い時に華やいだ生活をしようが苦しい生活をしようが、人生は最後の5年間をいかに過ごすかで決まる」と指摘し「がんも一つの個性。人間には使命があり、病気でも病人にならない社会づくりが必要」と語った。医師に対しては「患者と同じ目線を」と訴えた。(以下略)」(2017424日西日本新聞)

 

がんカフェの様子をテレビで見ましたが、患者と家族の声を傾聴する場が必要ですね。その意味では、下記の報道は残念ですが、新しい動きが必要ですね、

 

「苦情が医療者の認識変えた

患者の権利オンブズマン

活動18年 福岡市で解散報告集会

 

患者や遺族から苦情を受け付け、医療機関などに対応を迫ってきた福岡市のNPO法人患者の権利オンブズマン(久保井摂理事長)の解散報告集会が23日、同市、・天神であった。「苦情 に学ぶ」を合言葉に、患者 側と医療機関が対立する訴訟ではなく、対話による解決を目指した活動を関係者が振り返った。514日の臨時総会で解散する。欧州の苦情解決制度を参考に、19996月に発足。研修を積んだボランティアが相談に応じ、医師や看護師、弁護士らが助言 して約6600件を受けてきた。同様の取り組みは関 東や関西などにも広がつた。 同集会では冒頭、副理事長の平野亙・大分県立看護科学大准教授が解散の背景に入手不足や財政難などがあったと説明した。 続いて5人がパネル討 論。発足時からの相談員、 福山美音子さんは「話をするたびに元気になり対医療機関の『気持ちを理解できず申し訳なかった』という、一言で納得された相談者がいた。患者や家族の思いを 受け止める場がいかに大切かを知った」と報告。医師 として活動に協力してきた熊本市西区の病院長、赤木健利さんは、患者によるカルテ開示請求が珍しくなくなったことに触れ「活動は

医療者の認識を変えた」と評価。宮若市の病院長、有吉通泰さんは「医療には近年厳しい目が注がれておりこうした組織はより必要になるのではないか」と解散を惜しんだ。」(同前)

 

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「強い人目線で世の中見るな」 [医療]

 

 

野田聖子氏が障害者福祉などに寄与されているのは事実だと思う。自民党の大きな勢力と相いれない部分があるのかもしれませんが、そことのパイプ役にもなってもらっているのではないか。好き嫌いや支持する、しないはあっても、目標に向かって手をつなぐことが今強く求められていると思います。

 

「息子が心臓に持病、社会の壁の厚さ知った 野田聖子さん朝日新聞デジタル 3/4()

3月8日は国際女性デー。衆院議員の野田聖子さんは「やらないで後悔すると一生残る。自分の心に素直に動こう」と語ります。

     

 40歳前までは「男」でした。

  1993年に初当選したとき、自民党の女性衆院議員は私1人だけ。目立つ存在以前というか、希少生物といった扱いでした。

  職場のスタンダードが「男」なので、女性のロールモデルは誰もいない。若い女性が政治家になるもんじゃないという有権者も多くて、応援してくれる人ほど、私に「女を捨てろ」と言ってきました。結婚もするな、子供も産むな。そのくらい犠牲を払わないと男性と同格に見てもらえない。ある意味、悲壮感が漂っていました。(略)

私も結婚して子供を産んでいいんだという解放感がありました。自分が封印してきた、結婚して、相手の子供を産むという人生を追求できるんだと。そういうのを押し殺したまま、政治家のキャリアを積み上げてきた自分から解放された感覚がありました。

 

■国会議員の息子でも…

 親になって? 最高です。私の骨格を作ってくれたのが今の夫なら、血や肉を作ってくれたのは子ども。本当にそう思います。

  50歳で長男を産んでから、自分の政治のスタンスに温かみが生まれた。誰のために政治があるのかなと思うと、困っている人が生きやすくなるためだ、という原点。

  国会議員って、強い人の集まりなんです。生活もそんな困っていない。権力があって、口も立って、80歳近くでも元気でしょ。国会議員とだけ付き合っていたら、基本的に強い人ばかりの世界しか分からない。

  でも、私の息子は弱っちいわけですよ。心臓などに複数の先天性の病気があって、2歳3カ月まで入院生活を送ったんです。国会議員の息子でも、弱っちいから社会の壁は厚いわけです。私が子どものころに当たり前にできたことが、彼はできないんです。毎日家に帰ると、その息子がいるわけです。「強い人目線で世の中見るな」って説教されているようなものです。(以下略)」

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高血圧の基準は [医療]

 

 

サプリメントの広告などでは130以上になれば高血圧としていますが、高血圧学会のページでは140以上としています。ところが、私などの高齢者の場合は次のようになっているとしています。平均値の場合、60代 男性142/84 女性 140/8270代 男性146/80 女性 145/79。資料によって1.0ぐらいの違いがありますが。正常値とされる人の割合は18%から22%です。これでは、60代以上の人はほとんどの人が高血圧治療の対象になります。

ここには、いろんな思惑が込められているように思う人は多いと思いますので、高齢者に限っては「目標値」だと説明していると書かれていました。

 私の以前の主治医は、140超えると薬を増やしましょうと何度も言われました。私は自宅でのデータを毎回持参してそんなに変動していないと説明していました。しかし、白衣高血圧というか、病院では高めになります。私の疑問は、たまたま年代別の平均値を知ってからです。

 

 でも今は、時々、高めになることがあります。隠れ脳梗塞などや塩分の取り過ぎなどもあるようですが、そんなことに気をつけながら過ごしています。しかしながら、学会の基準は問題ではないか。

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在宅ホスピスを知りたい [医療]

 

 

学会が久留米であるそうです。市民講座があると聞いていますが、公表されているものは学会の一部のように理解できます。落合恵子氏や二ノ坂保喜氏の講演があるようなのですが・・・。二ノ坂保喜氏の講演は二度ほど聞いたことがあります。西日本新聞に連載が始まりました。

 

「続 死を見つめて生きる  二ノ坂保喜

 

皆さん、お久しぶりです。 200628月、西日本新聞で「死を見つめて生きる」を25回にわたって連載しました。あれから11年。 在宅での終末期医療に携わる「在宅医」として多くの 方の死と生に触れ、学びを 重ねてきました。
この間、在宅医療を取り巻く状況は大きく変わりま
した。政府は「多死社会」を前に持続的な社会保障を確保するためにも、在宅医療を推進しています。06年に「在宅療養支援診療所」が制度化されました。翌年にはがん対策基本法が施行。全国どこでも同じレベルのがん治療が受けられる体制が整備され、がん患者が在宅で過ごすことも重視されるようになりました。
地域包括ケアも全国的に広がり、市町村の積極的な取り組みが見られます。
九州、福岡でも在宅に関 わる医師や看護師が増え、 少しずつ在宅ホスピスが市民に認知されてきました。 しかし、まだまだ病院の医 療者に、在宅療養が可能で あること、それがより豊か な生と死を生み出すことが十分に伝わっていません。患者や家族、市民にもそれは言えます。

1992年に発足した市民団体「日本ホスピス・在宅ケア研究会」は、ホスピス運動と在宅ケアの普及と質の向上を目的としています。医師や看護師、介護士など医療・福祉の専門職

と、患者・市民が対等に語 り合うことが特徴です。毎年、全国大会で交流と学びを深めており、今年は2 45日に福岡県久留米市で開催します。私が大会長を務めます。

テーマは「いのちを受けとめる町づくり」。高齢社会から多死社会ヘ移りゆくとともに、医療の場も病院から在宅、在宅から地域や
コミュニティーへと広がっています。
私は外科の救急医として
出発し、がんをはじめとする病気と向き合ってきました。手術や高度な医療機器
を使って病気と対決してき
ました。やがて、治療して
もうまくいかない人、がん
が再発した人、治らない病戸
気の人などとも出
会い、死を迎える
人たちとも出会いました。いつしか患者としてではなく、人、生活者として向き合うようになり、その人の人生や家族、家庭、そして地域へと目を向けるようになりました。いのちに関わる仕事は医療だけの役割ではなく、教育、行政、警察や消防、それにお寺や教会なども含めたコミュニティーの役割も大きいことを学
ひました。
大会のサブテーマは「日本のホスピスが忘れてきたもの」。日本にホスピスが
輸入されて約40年、ホ スピスの理念は根付いたで しょうか。がん末期患者の みを対象とし、施設(病棟) に限定したホスピス、在宅 や地域への視点を持たない
ホスピス・・・。日本のホスピスを見直す時ではないでしょうか。全国大会では、多様な視点からホスピスを見直します。」(2017112日西日本新聞)

 

自分が在宅での最期を望んでも家族が対応できるかどうかは分かりません。延命治療も必要ありません。自然と最期が迎えられればいいのですが。

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100歳時代という [医療]

 

 

100歳を超える人が普通の社会とは想像できませんね。

 

「私の視点)人生100年時代 多様なステージ設計を リンダ・グラットン

20161210日朝日新聞

  

 人間の寿命は延び続けています。近著「ライフ・シフト」では、2007年に生まれた日本の子は107歳まで生きる確率が50%ある、という試算や、人生100年時代には80歳まで働くことになる、といった試算を紹介しました。(以下略)」

 

健康であればいいが、老化による衰えは避けられないでしょう。日本社会はどのように受け入れるか準備をしなければならないと思う。

 意識の面で差別が残らないだろうか。出生前診断で障害者という可能性が判定されればほとんどが産まない選択をするという。てんかんなども遺伝性と信じる人が多くて敬遠されました。今もそう思っている人がいると思います。

そんななかで次のニュースを読みました。

 

「民進・原口氏、骨の難病公表 20161211日朝日新聞

 民進党の原口一博元総務相(衆院佐賀1区)が10日、骨の難病と診断されたことを自身のツイッターやホームページで明らかにした。「先日、検査の結果が出て私が骨の難病であることが正式に診断されました。遺伝性難病です」と公表。その上で「復帰はすぐです」とも述べ、衆院議員を続ける考えを示した。」

 

別の記事では、遺伝性であり、親族にも影響があり、公表をためらったそうです。どうか普通に公表できる社会であってほしい。

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言われれば気が滅入る [医療]

 

 

「元気ダネ

 「アクアチャージ
とろみ付き粉末飲料」 1324

アサヒグループ食品(東京都渋谷) フリーダイヤル={0120) 889283

 

知人のAさんは脳梗塞になってから、嚥下障害の症状が 出るようになりました。水を飲むとむせることがあり、水分を控えてしまうのですが、
医師に「脱水症になる恐れが
ある」と注意されました。Aさんのような方にお薦めしたいのが、写真のとろみ付き粉末飲料(18本入り)。これは水分摂取効率を考えて、ナトリウムと糖類のバランスに配慮したもので、14グラムで15キロカロリー。コップ1杯分のお湯や水に混ぜながら溶かして23分ほど置けば、薄いとろみが付きます。 とろみがあるためむせにくく、水分としても吸収がよい。かばんに入れておけば手軽に作れますし、ホットでもアイスでも簡単にとろみが付くのが使いやすい点です。乳酸菌飲料の風味で、好みはありますが、飲みやすい味です。低カロリーで塩分控えめですから、高血圧の方や糖尿病の方も安心です。その点からもシニアに配慮した水分補給剤と言えます。(高齢生活研究所代表・浜田きよ子) 201691日西日本新聞)

 

自分は脳梗塞をしましたが、飲み込みが悪いとはあまり感じませんでしたが、最近は少しあります。加齢の影響でしょうか。

医師の仕事は大変だと思うが・・・。

 

「医者の言葉の. 冷たさに困惑  71

 

「かかりつけの医者と私の見立ては違います。他になければ終わります」。何と冷たい言葉でしょう。心 に突き刺さった。女医は私を一べつすると、パソコンヘ向かった。そこに、患者と共に病と闘っていきましょうと励まし、寄り添う優しさはない。
地域最高峰の大学病院で、最新医療を期待してい
た。患者にしてみれば、医者を選ぶすべもなく、目の前の医者が全てである。医者の使命、信条とは何だろうか。

ビジネス優先か、患者の心に届く診療はどこへ?これが今どきの病院なのかと心がなえた。

老い先短い私でも、人の優しさと一筋の明かりは欲しいのです。病院には、人を癒やしてくれる「天使」と人を傷つける「冷たさ」が、同居しているようです。」(201695日西日本新聞)

 

病院と言うのは責任が大きい。だけに、働く環境がどうなのかとも思います。

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「死ねば死にきり」 [医療]

 

 

 

「この世ランドの眺め  村田喜代子

 

死ねば死にきり

自然は水際立っている。  

高村光太郎」(2016128日西日本新聞

で作家・杉本章子さんのことを知りました。もちろん、名前は知っていましたが・・・。村田さんか゛ガン友達というもう1人の作家は稲葉真弓さん。

 

「女友達は隣の部屋にいる。 仕事の終わった夜中に親しい人と話がしたい。リーン、リー ン、と電話の呼び出し音を三回
も鳴らすと、「はいよ」と出て
くる。隣の部屋ほどの近さ。
けれど深夜、今は耳を澄ましても隣の部屋に人の気配はない。そこにいた人はっと立ち上がり、どこかへ引き揚げて行ったのだ。行き先は生者の私にはわからない。

「『ねえ信じられる?私、ガン から五年よ。もう死なないよう な気がするわ』 私もそんな気がした。だがそ
の後、急に病勢が進んで八月三
十日に亡くなった。
その日の夕方、私は日課の散
歩で近くの公園の楠の大樹の下
を歩いているとき、ふいに胸が張り裂けるほど涙が溢れ働突した。彼女の臨終は午後六時四十分で、ほとんど同時刻だったのを後で知った。」という。こんな話が結構ありますが、私は未経験です。

次に、杉本章子さんのことです。

 

「杉本章子さんは地元福岡の在で、高樹のぶ子さん、夏樹静子さんなど女性仲間で出かけるときは、私は松葉杖の彼女のカバン持ちをした。「はい、バッグ」と私が手を出すと、「有り難う」と小さなハンドバッグを差し出した。
彼女に乳ガンを打ち明けられ
たのは、五年前、私がX治療 を終えて家に帰ったときである。「ぶじにすんで良かったね」 と喜んでくれた後で、「私もガンになったけど治療はしないのよ」と言った。乳ガンの告知を受けてすでに一年は経っていたようだ。私は耳を疑った。「手術や抗ガン剤治療をすると、
ひと月くらいは松葉杖がつけないでしょ。入院して寝てしまったら筋肉が衰えてしまう」 幼いときからの小児麻痩で両足共に動かない。松葉杖で片足を支えるのと、両足を支えるの
とでは力の入れ方が倍も違う。
彼女は自分の二本の腕で全体重を吊り上げて歩くのだ。 「ダンベルやると肩凝り治るよ」 と私に教えてくれたダンベル 体操は、杉本さんにとっては自力で歩くためのものだった。

子どもの頃の友達は、猫だったの」と言う。猫に毬を投げて遊んでいた。たまに猫がいないときは、縁側に這って出て表の道を行く人の姿を眺めた。その距離感が自分に妙に合った。その距離が近世の江戸と似ているという。

積極的治療を放棄して足掛け六年余り、杉本さんは死の数日前まで江戸の小説を書いた。

ガンの入り口は一緒でも、その後の生き方はみな違う。杉本さんは治療放棄して生きることを選び、稲葉さんは自分なりの方法でやり抜いた。生きられるだけを生きた二人。

隣の部屋は水を打ったように、今はただ静かだ。」

 

小児まひで足が不自由。入院すれば松葉杖で歩くこともかなわない。それは避けたいというのが杉本さんが治療をしないという理由のようです。人によって選択は異なりますし、生活背景もあります。それは仕方がないことでしょうか。人の命の尊厳を考えつつ。

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死者の尊厳を大切にする人たち [医療]

 

 

「『ソフトケアパジャマⅡ』 1584

竹虎(横浜市〉 フリーダイヤル=(0120)798777

着脱簡単な介護寝間着

 

介護が必要な方にパジャマーを着せたり、脱がせたりするのは想像以上に大変です。身 体の状態によっても違います
が、寝たきりの場合などは、
パジャマのズボンに足を通す
だけでも楽ではありません。
写真のパジャマは両袖、両
脚に長いファスナーが付き、着脱が容易。前の合わせは面ファスナーで簡単に開閉できます。ズボンの裾丈も調整しやすく、ウエストの付属ゴムを付け替えれば前聞きにも後ろ聞きにもできます。

立ったままおむつ交換する場合は後ろ聞き、寝たままで 交換するときは前開きなど、 その時々で選べます。袖ぐり
はマチが付いていまずからゆ
とりがあり、まひした腕も通
しやすいです。いろいろな工
夫がしであるパジャマです。
ファスナー式のパジャマは
ありましたが、この商品の特徴は女性用(マーガレット柄)、も男性用(ベイズリl)デザインがすてきなこと。着ている人も、介護する人も明るくしてくれそうです。(高齢生活研究所代表・浜田きよ子)」(2016121日西日本新聞)

 

便利なものがありますね。

便利さとは違う、心遣いというか、死者への視点の違いです。

 

「知っておきたい葬儀のこと 川島敦郎

ホスピスに学ぶ心遣い

 

最近、終末期医療を専門とする「ホスピス」という 施設が増えています。ホス ビスは苦痛を和らげ、安ら
かに最期を迎えられるよう
に最善を尽くします。今回
は、そのホスピスでのある
体験についてお話ししたい
と思います。
以前、末期がんでホスピ
スに入ることになった方か
ら連絡があり、葬儀の生前
相談を受けたことがあります。半年ぐらいの間に何度か病室に呼ばれましたが、その際にはホスピスのケア担当の方も同席されていました。そしてある夜、そのケア担当の方から訃報が入り、寝台車(遺体搬送車)でお迎えに行きました。入り口で車を着ける場所を聞くと、正面玄関に行くように言われました。通常、寝台車を止める出入り口は目立たない所にあるものです が、このホスピスでは正面玄関でした。 また、ご遺体は霊安室ではなく、病室に安置されていました霊安室自体が無かったのです。ご遺体を寝台車に運ぶ際も、一般の病院は専用のエレベーターを使うことが多いのですが、 このホスピスでは通常の廊下とエレベーターを使ってロビーに行き、正面玄関からお乗せしました。遅い時間にもかかわらず、ロビーは明るく照らされ、お医者さんや大勢の看護師さん、他の患者さんのご家族の方々までが並んで手を合わせていました。私は一般の病院とのあまりの
違いにとても驚きました。無論、最期をみとるホスピスと、治療を目的とする病院を単純に比べることはできません。ただホスピス関
係者の故人への心遣いと、
故人の尊厳に対する姿勢に
は強く心を打たれました。
一人の最期の時にいかに寄り添い、どのように過ごすのか。その大切さを学ぶことができました。寝台車でお迎えに行くその瞬間から真剣に取り組んでいきたいと思っています。(大野屋テレホンセンター相談員)(同前)

 

死者へのリスペクトが感じられるいい話だと思いました。

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「がん」の一分(いちぶん) [医療]

 

 

市役所に用事があり1時間1本程度のバスに乗った。ほとんどのバスが終点になる電車乗継バス停でほとんどの人が降りた。あと5人程度になって流れが止まった。お年寄りの男性が、整理券もとらずに乗車みたいで、どこから乗ったか尋ねられるが、乗った所の付近の様子を言うが、バス停名が出てこない。先に降りたお年寄りが多分「○○」で乗られたと思いますが、と運転手に説明するが、すぐに解決せず、降りられない客はいらいらしたと思う。ようやく降りたお年寄りは運転手に謝ったが、待たされた客にはどうだったか。待たされた客は、電車駅に向けてダッシュ。それでも怒鳴り声が出なかった。やがて自分もと思う方より、若い世代が多かったようだったが。なんか救われた。

 

北斗晶さんの乳がんは多くの人に衝撃を与えました。乳がんで妻を亡くした記者の連載があります。

 

「家族の支えが闘病の力

 

我慢せずに泣いてほしい。一緒に苦しんでいきたい」。乳がんのため、右乳房の全摘手術を受けたタレントの北斗晶さん(48)の夫 の佐々木健介さん(49)が、 涙ながらに語っている記事を読み、亡き妻千恵の闘病生活を思い出した。
千恵は、全国の乳がん患者とメールでのやりとりを
していた。その交流を楽しんでいたが、パソコンの文字を打つ千恵の手が止まることがあった。がんと告知された直後に男性から婚約解消された人。告知後に夫の協力が得られず、離婚した人。病気だからこそ一枚岩にならなければいけない家族が、病気が原因で引き裂かれる現実があった。
僕は全力で千恵を支えたつもりだ。千恵もブログで
は「私は、それに関してはツイていた」と振り返っている。
そもそも、がんが理由で
相手を突き放す人とは、人生を一緒に乗り越えていくことなんてできないと思う。がんは一例であって、
人生には、他にも多くの困難が待ち受けているからだ。それに、がんを一緒に乗り越えてきたからこそ、今までやってこられた。「がん様様」なのである。千恵は「がん」という言葉に敏感だった。「あいつは会社のがん」などの会話には「自分を否定されたような気持ちになる」と耳をふさいだ。
「『がん』を『ぼん』に
言い換えてよ」と言う千恵
に、僕は「乳ぽんの調子は
どう?」と返した。明るい 雰囲気をつくるのは、僕の 役目だった。12月に公開される映画「はなちゃんのみそ汁」でも、大切な場面と して取り上げられている。一だが、いつも、千恵を支えていたかと関われれば、
そうでもない。
ある日、僕が帰宅すると、
洗濯物が山積みになり、床の上がほこりだらけになっていた。千恵に注意すると「自分が気付いたんだったら、自分でやればいいでしょ」と言い返された。僕たちは口論になった。治療の副作用がつらかったのだろう。あのとき、「僕がやるよ」と、なぜ言えなかったのか。今も悔やまれる。がん患者が、病に立ち向かうためには家族の支えが原動力になる。北斗さん夫婦の姿を見て、あらためてそう感じた。(編集委員・安武信吾)」(20151020日西日本新聞

 

「会社のがん」とは死語に近いのではないか。そして、「会社のがん」も立場で随分と違うと思う。会社のリストラと闘う人が会社に1人いて、他は会社の言いなりになることもあると思う。そのとき闘う人を「会社のがん」と企業は言うかもしれない。本当は企業再生のキーマンかもしれない。ここで言われているように病気の時には「家族の支え」は大きい。だが、100%離婚した夫が悪いとは思えない。離婚の条件があり、「がん」が引き金になったこともあるかもしれない。「家族の支え」は美徳であり、そうありたいが、「がん」に罪はないのでは。「がん」が名目になったこともあるのでは思う。「がん」にも言い分があるかもしれないと思ったのだが。

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高齢化で医療費が伸びているという仕掛け [医療]

 

 

「時給200円も、障害者に「経済的虐待」20150828日読売新聞

  

 厚生労働省は27日、昨年度1年間に職場で虐待を受けた障害者が501件483人だったと発表した。低い賃金で働かせるなどの「経済的虐待」が約8割の419件と最多だった。

 調査は障害者虐待防止法に基づき毎年実施。2014年度、家族や自治体から通報されたのは、985事業所で前年度と比べ27・1%増えた。これまで808事業所に関する調査を終えたが、各地の労働局が虐待と認定したのは299事業所の501件で、国が定めた最低賃金を下回る給与しか支払わないなどの経済的虐待が最も多く、約8割が知的障害者だった。時給わずか約200円で働かされていた人もいるという。

 このほか、差別的言動などの心理的虐待が39件、暴行や身体拘束を含む身体的虐待は23件だった。身体障害者が「障害を言い訳に仕事をさぼっている」と言われたり、精神障害者がセクハラを受けたりしたケースがあり、労働局が各事業所を指導したという。」

 

「経済的虐待」が多いのは納得できます。実態はそこにあるのです。障害者雇用が増えたと言いますが、安上りに使うという発想が大きいのではないかと思います。

 

医療費の高騰は高齢者だというのも似たような発想です。社会保障費が増大するから消費税と言いながら、公共事業と大企業の減税と富裕層の減税に使われています。だまされる国民にも問題がないとはいえませんが、マスコミの責任も大きい。

 

 

「〈社会保障を守るためには、もっともっと消費税をあげなければなりません〉

 〈患者の自己負担をあげなければ国民皆保険制度はもたなくなる〉

 いったい全体これは本当なのだろうか?

「高齢化で医療費が高騰するというのは事実ではないですね」 そういうのは、日本医師会の横倉会長だ。

「日本医師会が調査したデータをみると、高齢者とそれ以外の患者では治療費は変わりません。もちろん年を取れば身体のあちこちに故障が出て医者にかかる頻度も薬の量も増えるでしょうが、それは自然増の範囲です。医療費を押し上げているのは医療技術の進歩と新薬なのです。

マスコミは毎年一兆円ずつ医療費があがると大騒ぎするが、実は高齢社会の自然増として1兆円は諸外国と変わらない」(堤未果著『沈みゆく大国アメリカ』)

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