So-net無料ブログ作成

試練があっても [寛容な社会]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「「海の幸」渡仏久留米の誇り  49

印象派モネの「睡蓮」の連作で知られるパリのオランジュリー美術館で日本の石橋財団が所有する絵画の特別展が開催されている。中でも目を引くのは、入り口で財団創設者の石橋正二郎氏の胸像とともに来館者を迎えている青木繁の「海の幸」である。 この絵が海外で紹介されるのは今回が初めてとのこと。国重要文化財「わだつみのいろこの宮」や坂本繁二郎の「放牧三馬」など、福岡・久留米出身の画家の作品、著名な印象派の作品と共に展示されているという。

これらの作品は久留米市の旧石橋美術館の白眉であったが、同館の市への移管にともない昨年10月から東京ブリヂストン美術館ヘ転出した。地元市民にとっては、一抹の寂しさを感じず にはいられなかったことを思い出す。現在、同美術館が建て替えのため渡仏が実現したようだ。世界有数の美術館で郷土の画家が脚光を浴びるのは、どこか誇らしささえ覚える。常設の美術館は久留米から東京へと変わったが、これを機に世界の絵画愛好家を魅了してほしい。」(201789日西日本新聞)

 

jR久留米駅近くに坂本繁二郎生家もありますね。

 

父を失った子どもたちがどのように生きるか。見守っていけた人生もまた素晴らしいのではないか。

 

「父失った児童医師の夢実現 64

1担任の新米教師だった私は授業参観の栄誉を賜った。 大いに意気に感じ「夢」 をテーマに徹夜で準備した。当日は先輩の先生方も 保護者に加わり、足のすくむ思いであった。 「お嫁さん」「運転手」「お金持ち」。後ろを全く気にしない活発な声が相次ぎ、ほっと胸をなでおろした。 終わり際「お父さんと駆けっこだ」と声が上がった。叫んだ彼の父親は病気で長く入院していた。私はとっさに母親を探した。ハンカチを目に当てているではないか。すると、その子も後ろを向いて「お父さん、お父さん」としゃくり上げて泣きだした。 私はろうばいした。夢中で教壇を駆け降り、その子の背中をなでた。授業参観は終わっても、彼の小さな肩の震えは止まらない。参観者の涙を誘った。彼の父親が家に帰ることはなかった。しかし、彼自身が医者となって「夢」を与える側になった。」(同前)

 

002.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

初対面でなくても [生活]

 

 

新聞の相談欄からです。

 

「人生相談

初対面の人と話すには=回答者・光浦靖子毎日新聞20171226日 東京朝刊

 

初対面の人が苦手です。相手がどういう人なのか、大まかにでも自分なりに分かっていないと、なんだか緊張してしまいます。こんな世の中なので、相手がどんな人か分かる前に自分の個人情報などを話すのは怖くてできません。でも、生きていくためには、初対面の人ともそれなりに話す必要があります。変な緊張感を持たずに、自分を保って普通に話すにはどうしたらいいでしょうか。(31歳・女性) (以下略)」

 

回答は読んでいません。初対面以外でも緊張する私には羨ましい限りです。個人情報は保険勧誘などでなければ話すこともないと思います。葬祭場からの入会の誘いなどがよくありますが、最低限の情報は示さないといけませんが、その気がなければなにも話す必要はないように思います。相手の意図を確認してから話したらと思いますが・・・。私の場合は人が苦手なので緊張はいつもしますので、仕方がないとあきらめています。先日も、散歩していて紅葉の写真を撮っていたら、「いい趣味ですね」と話しかけられました。いきなりでどう返事したらよいのか戸惑いました。返事が返ってこないのでその方は再度「いい趣味だ」と言って去られました。つまらないなあと自分にあきれていますが。

009.JPG

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「にげる・そむく」 [寛容な社会]

 

 

今年の漢字は「北」ですが、その説明として次のように「にげる・そむく」という意味があるとされています、

 

「北(ホク/きた・ (ホク/きた・ (ホク/きた・ (ホク/きた・ (ホク/きた・ (ホク/きた・ にげる・ げる・ そむ く)

意味きた。の方角「北上」きた。の方角「北上」きた。の方角「北上」きた。の方角「北上」まけてにげる。「敗北」く。そむく。((公財)日本漢字能力検定協会発行 (以下略)」

 

寂聴さんが「排除」社会について警鐘を鳴らしています。それもまた「にげる・そむく」と関りでしょうか。

 

「寂聴さん「排除」憂う 戦時中と似た感覚、自作に込め20171224日 東京新聞

 

 作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(95)が、本紙朝刊一面で掲載の「平和の俳句」に自作を寄せた。選者を務める俳人黒田杏子(ももこ)さん(79)との親交が縁。京都の寂庵(じゃくあん)で、句に込める思いを聞いた。 (川原田喜子)

 

 <冬すみれ排除の文字は読めませぬ>

 

 題材は、今年十月の総選挙を巡る小池百合子・東京都知事の発言。当時、希望の党の代表として、公認希望者の一部を「排除いたします」と断言したことを踏まえ、今の政治と社会のあり方を問いかける。(略)

 

 小池発言に限らず、立場や考えの違う人を敵視し、排除したがる風潮を懸念する。「アメリカが第一、日本が第一。私が子どものころも、そういう考え方がはやってたの。今は昭和十七、十八年ごろの、軍靴が暮らしのすぐそこまで迫った時と似た感覚です」

 俳句を始めたのは半世紀も前。小説に打ち込むためしばらく離れていたが、三年前に入院した折「病床での楽しみに」と再開。今年五月には、初の句集「ひとり」(深夜叢書社)を出した。九十歳を過ぎてなお「前衛的な俳句を詠めるようになりたい」と取り組む。

 黒田さんは東京女子大の同窓生。寂庵で一緒に句会を開いていた。九月から選に当たる「平和の俳句」の話を聞き、投句を勧められた。「戦争を知ってる人はもう一握りで、その俳句は貴重です。皆さん、これが最後と思って作ったはず」と語り、自身の戦争体験を「五・七・五」に昇華させた投句者に思いを巡らす。

 

 「ひとり」にも、戦争と平和を詠んだ句を収めた。

 

 <戦火やみ雛(ひひな)の顔の白さかな>

 

 <反戦の怒濤(どとう)のうねり梅開く>

 

 戦時中は飾って楽しむこともできなかったひな人形を新調した時、反戦デモの勢いを見た時-。「『平和の俳句』って、詠み手の中から自然に湧き上がるものじゃないでしょうか」

002.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

支えられる希望 [支え合う社会]

 

 

数日前の「ひととき」にも感動しましたが・・・・。

 

「(ひととき)孫に届いた大声援   20171223

 先日、孫の通うろう学校と隣接する小学校の交流持久走大会があった。孫は4年生の男児で重複障害がある。幼いころ医師から「歩けるようになるかどうかわからない」と言われたが、通院して一生懸命訓練し、ようやく歩けるようになった。

 そんな孫が出場する初めての持久走大会。整列して準備している時、応援席に私の姿を見つけ、笑顔で手を振った。走るのは学年ごとに男女別々で、いよいよ孫の出番。大勢の仲間の中に孫の鉢巻き姿を見つけた。伴走してくれる先生も隣にいた。

 コースは約2キロ。グラウンドを1周した時、孫は笑顔だった。外周して再びグラウンドに入ったところで一瞬立ち止まり、ひざをなでた。周囲で見守る児童や保護者の声援が難聴の孫にも届いたのか、再び走り出したが、足がよろよろして倒れそうになってしまった。

 会場からは「頑張れ、頑張れ」の声。その声に応えるように孫は走り出し、無事ゴールできた。先生にメダルを首からかけてもらい満足そうだった。これからも大勢の人に支えられ、ゆっくりでも少しずつ成長していくのだろう。最後まで応援して下さった皆さん、本当にありがとう。(茨城県結城市  主婦 70歳)」

 

別の新聞の女性投稿欄です。

 

「紅皿「天使の声」

旅先でホテルに向かう満員パスの中で突然、 赤ちゃんが泣きだした。ママもパパも必死に汗だくであやしているが、一向に泣きやまない。 前の乗客は後ろを振り返り、様子を見ている。 そんな中、そばにいた私の友人が大きな声で 「まあーかわいい。赤ちゃんの声は天使の声っていうから、気にしなくていいのよ。赤ちゃん も疲れているわよねえ」とママに声を掛けた。 別の友人も「そうよ、そうよ」と相づちを打つ。 いっぺんに車内の空気が変わった。「何と勇気 のある友人だろう」と感心した。 3カ月後、私が乗った飛行機で、前列の赤ちゃんが泣きだした。横の女性は迷惑そうにしている。やはり、私に大声を出す勇気はない。でも気持ちを伝えたい。メモ紙にあの魔法の言葉「赤ちゃんの声は天使の声です。気にすることはありませんよ」と書いて、買い求めたばかりの沖縄「なんくるないさ」(何とかなるさ)のマスキングテープを貼ってカードを作った。目的地に着き、席を離れるとき、そっとパパにカードを渡した。満面の笑みが返ってきた。これから年末年始の帰省の時季。私も大きな声で言えるよう、練習しておこう。(主婦・63歳 福岡県久留米市) 」(20171213日西日本新聞)

 

こういう話が増えればいいですね。

004.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

戦争体験の意味 [平和]

 

 

201798日西日本新聞の投稿欄からです。毎週金曜日ほぼ戦争体験が掲載されています。もう2年以上になると思いますが・・・。

 

「グラマン乱舞敗戦受け止め  78

太平洋戦争も終盤の昭和204月、疎開先の北海道東旭川村(現旭川市)の国 民学校に入学した。初めて の夏休み、親類の子どもたちで元屯田兵の伯父が管理人をしている、加藤隼戦 闘隊で有名な「軍神・加藤建夫中佐(のち陸軍少将)」 の生家跡に押し掛けた。伯父は枕元に日本刀を置き、昼寝中であった。これ幸いと6年生のいとこが、刀をわしづかみにして抜いてみせた。初めて見る刃のきらりと光る情景は、軍国少年に強い印象を残した。815日、家の前で遊んでいると、正午前に近所のおばさんがラジオを聞かせてと訪ねてきた。しばらくすると、泣きながら帰って いった。 母から玉音放送があり、日本は戦争に負けたよと言 われた。が、幼い身では何が起きたのか、理解できるものではなかった。その2日後、敗戦を現実として目の当たりにした。北の軍都旭川の上空に、ずんぐりした胴体と翼に星の マークの付いたグラマン戦 闘機の編隊が超低空で乱舞 していたのだ。 」

 

 

「明るい義兄が 寡黙の人 85

ベトナム戦争後、多くの 元米兵が戦闘の後遺症で精神に異常を来しているとニ ュースで知った。終戦日本でも同様のことが多く あった。 終戦で帰ってきた義兄。 底抜けに明るい人だったの に、寡黙の人となっていた。 当時、日本では医療制度も整っておらず、仕方なく本人の好きなようにさせていた ただの怠け者だと言う人 もいた。義兄は鉄砲に犬1 匹を連れて、山に入った。 家族は何も言わなかった。 それをよいことに、義兄は全く仕事らしい仕事をしようとしなかった。ほとほと困った両親は次男に農業を継がせた。義兄は私の姉である妻と娘の3人で暮らす道を選んだ。姉は子どもを背に負ぶってやれる仕事は何でもやった。生活を支え、最終的に子どもも3人、無事に育て上げた。軍隊で義兄に何があったのだろうか。」

 

019.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

がんばることを求めないで [職場]

 

 

「ニュース川柳

・沖縄は空から窓が降ってくる

・こうのとり出自のルーツ知る権利

・身は切らずがまぐち開けて入れる税

・ミサイルを買えと聞いたらハイ予算」(20171221日西日本新聞)

 

新聞のコラムからです。

 

「気流

流通・外食産業で 営業面の見直しが進んできた。ロイヤルホールデイングスはファミリーレストラン のロイヤルホストに店休日を設ける。来年の元日、一部の店を除き休業する。傘下の天井チェーンやステーキ・ハンバーグチェーンも同様。全社的に店休日を設けるのは創業以来初めてというロイホの24時間営業店全廃に続く「働き方改革」。人材の確保が難しくなっていることもあり、労働環境の改善を図る。コンビニも曲がり角。ファミリーマートは実験店で24時間営業をやめ、売り上げなどへの影響を検証申。ローソンは無人レジ導入で省力化し、24時間営業の維持を目指す▼大型店の元自営業も見直してはどうか。九州でも、一部百貨店や専門店ビルが元日から営業するが、歳未大売り出しが終わってすぐ初売りでは盛り上がらない。働く人も大変だし。」

 

ようやく休むことの流れができつつあると思います。ここまで頑張っても生産性は低いそうだ。

 

「日本の労働生産性 主要7か国で最下位1221日 NHK

政府が経済の再生に向けて生産性の向上を推進する中、日本は労働者がどれだけ効率的に働いたかを示す「労働生産性」がG7=主要7か国で最下位になったという調査結果がまとまりました。

労働生産性は1人の従業員が1時間にどのくらいのモノやサービスを生み出したかを示す指標です。

公益財団法人の日本生産性本部がOECD=経済協力開発機構に加盟する35か国の去年の労働生産性を分析した結果、日本は20位で、G7=主要7か国では最下位でした。(以下略)」(同前)

 

ドイツは世界では8位だそうですが、休みをきちんととるそうです。そのためには担当者がいないと分からないということがないようにしているという。頑張れという精神論だけではなく、働く側の意識改革も求められているのではないか。過労死が世界の「カロウシ」として共通言語になる社会ではいけないと思う。命より大事なものはない。過労死に追い込む社会であってはならない。

014.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

救われた気が [支え合う社会]

 

 

朝日新聞の12月18日の投稿をFBで知りました。

 

「ひととき  親切心に涙が出そう

先日、JR中央線で異臭騒ぎがあり、22歳の次男が乗っていた電車が止まってしまった。知的障害のある次男は、勤務先の飲食店に向かう途中だった。次男は途方に暮れて車内から携帯電話で連絡してきた。私は「まず勤務先に電話して遅刻すると伝えて」と言った。そして状況を色々尋ねたが、次男は「わかりません」と答えるばかり。

すると突然、電話の声が女性に変わった。次男が困っている様子に気づいて、電話口に出て下さったのだ。女性は現状を説明した後、「息子さんはどこまで行かれますか」と聞いてくれた。私が「荻窪です」と答えると、女性は並行して走る総武線が動いていることも説明。そして「そして「私が一緒に乗り換えます」と言ってくれた。

 夕方、帰宅した次男に、女性にお礼を言ったかたずねると、「はい」と答えたので胸をなで下ろした。最近、障害者や高齢者に対する虐待などの悲しいニュースが多く、暗い気持ちになることもよくある。でも、世の中には事も無げに大きな親切心を示してくれる人もいるのだと、涙が出るほどうれしかった。本当にありがとうございました。中野区 64歳」

 

障害者への情報伝達の課題とは別に最終的には人だということが良く分かります。どれだけの障害者や家族などに希望を与えてくれたでしょうか。

007.JPG

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

新幹線事故で分からないこと [組織]

 

 

無事で良かったのか。相当深刻な事態ではないか。

 

「(声)新幹線、乗客の安全最優先に 65歳 20171220日朝日新聞

 博多発東京行き新幹線「のぞみ34号」の走行中に異常音や異臭があり、名古屋駅で

運転を取りやめるトラブルが11日、発生した。約千人の乗客が全員無事だったことに安

堵(あんど)している。

 名古屋駅での点検の結果、車両の台車に亀裂が見つかったほか、モーターの回転を

車輪に伝える「継手(つぎて)」部分が焦げたように変色していたという。

 国の運輸安全委員会は深刻な事故につながりかねない重大インシデントに認定し、調

査を始めている。新幹線トラブルでの認定は初めてで、世界トップレベルの安全性を誇る

新幹線の安全神話が崩壊したと言っても過言ではない事態だ。

 化学会社に勤務していた頃、職場には重要な設備やモーターがあり、機器の管理は災

害や人命にかかわる重要な仕事だった。小さな異常でもすぐに予備機に切り替え、原因

を追及した。

 今回危惧するのは、保守担当者が岡山駅で調べた後、車掌が一時的なものと判断し、

走行を継続したことだ。JRにも安全指針はあると思う。異常を感じたら、乗客の安全を最

優先に行動することを肝に銘じてほしいと願っている。」

 

疑問点

①人身事故の反省からの安全教育がなされていたのか。

②損傷した部品の製造元はどこなのか。最近、素材メーカーのデータ改ざんがあった。そことの関連も説明してもらいたい。

③保守担当が止めたほうがいいと判断したのに動かしたというのはどういう基準からか。指令室と現場との最終判断ではどちらが責任を負うのか。

001.JPG

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

じわりと暖かい―『大家さんと僕』を読んで

 

 

大家さんと僕

大家さんと僕

  • 作者: 矢部 太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

エルニーニョ現象とかで今年の冬は冷え込みます。この本はこの季節にも応えます。

大家さんは、87歳女性。挨拶は「ごきげんよう」で好きなものは「伊勢丹とNHKと羽生結弦」で、僕は芸人カラテカの矢部太郎さん。2世帯住宅の2階が空いての店子となった大家さんとの暮らしぶりが漫画で描かれています。

年齢ギャップがあります。年齢の説明には「ええと終戦の時17だったから」となります。「矢部さんを見ているとなんで日本が戦争に負けたか分かる気がします」とも言われてしまいます。大家さんのタイプは「マッカーサー元帥」。4時間かかると覚悟して付き合う外食。池袋の話になると「東京大空襲の次の日に今のサンシャインのあたりで亡くなった人がたくさんウメラレテ・・・」いたという話になりとまどいます。

こんな話が続きます。何の変哲もない日常に生まれる会話の大切さも感じます。

帯では能町みね子さんが「男女間で友情が成立するんです」と述べています。NHKの夕方の番組で相撲の解説をする能町さんを知りました。とてもわかりやすい解説です。矢部太郎さんの絵本作家のやべみつのりさんだという。矢部さんの初めての漫画だそうです。芸人さんには多彩な人が多いですね、

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

後継者を失って [高齢者]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「大相撲と政界おごり目立つ  78

九州場所も横綱白鵬関の前人未到の40回目V40で終わった。横綱、大関の休場続出の中、満員御礼。そこで九州場所を振り返ってみた。今場所も終わってみればまた白鵬。「またか」の感は否めないが、一人横綱で不振の横綱・大関陣に代わり、場所を最後まで盛り上げた存在は特筆に値する。不世出の 大記録を樹立した大横綱に間違いはない。まだ32歳、50勝も夢ではない。

.張り差しはやめてよ 白鵬、横綱でしょ。

右左と張り差しが出る。相手は顔をそむけ、ぐらつく。近年技が荒々しくなった感がある。30歳を過ぎ て「先の先」を意識しているというが、下位の者は横 綱に張り手はできない。堂々の真っ向勝負を望む。

 一、政界とかけて大相撲の世界と解く。その心は1だし強多弱のおごりあり。あの「待った要求」。おごり、りである。安倍首相にも目立つ。トップは品格と風格にが要求される。白鵬関も心してほしい。」(20171216日西日本新聞)

 

「張り差し」はダメだといっても禁止されているわけではありません。白鵬にしてみれば勝つためのことをしているだけ。禁止されてはいないという思いでしょう。それはふさわしくないとすれば横綱は禁止すればよい。それは協会の仕事です。相撲人気を支えてきたのはモンゴル勢ではなかったか。その自負も彼らにあるのではないか。後継者育成という困難な仕事は農業でも瀬戸際のようです。

 

「後継者もなく ミカンを切る   71

最後の収穫を終えた段々畑。50年前、私が嫁に来た当時、ここは松林でした。 あのころは石炭全盛時 代。県内に炭鉱もあり、松は坑木に利用されて需要も多かった。でも、昭和40年代、全国的にミカン栽培が始まり、わが家も乗り遅れまいと苗木を松林に植えた。まだ若くて元気だった義父母と日参し、開墾した畑でミカン栽培。周りの雑木林もミカンに変わった。活気にあふれた時代でした。あれから50年、世の中は変化し、栽培に汗を流した農家も高齢化。それに追い打ちをかけるように、後継者不足は深刻です。 昨年まではこなせた農作業。私ら2人とも今年が限界と悟り、段々畑のミカン は切り倒すことを決断しました。作業が大変で、放棄するしかありません。定年後の夫はこの畑が大のお気に入り。静かで気分爽快と。でも、来年早々には切られ、その後はセイタカアワダチソウが席巻する。致し方なし。体力の限界と後継者不足には逆らえません。諦めます。」(同前)

 

これもまた私たちが選択した道なのでしょうか。

 

005.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

Change. org [支え合う社会]

 

 

Change. Orgからのメールが届いたときに知らない名前の横文字で「迷惑メール」だと勘違いして削除しました。その後、よく読むと在宅障害者の支援サービスの裁判の支援依頼でした。ネットでの署名と分かり参加することが増えました。だが、実際はよく知りませんでした。「きょうされんTOMO12月号」で取り上げられていました。

 

「言の葉とともに

ハリス鈴木絵美 Change. orgアジア・ディレクター に就任。

 

Change. org はアメリカで始まったサイトで、 おかしいと思ったことについて誰もが声をあげ、 賛同者を集めることができる署名キャンペーン サービスです。現在18カ国語版があり、世界中 で利用されています。障害者への差別や制度に対 するキャンペーンも世界各地でみられ、それぞれの国で、当事者の万々が声をあげ立ち上がっています。今回は、当事者が実際に立ち上げたキャンペーンの成功事例をご紹介します。

 

障害者の経済的安定を促す法改正

アメリカでは、2014年にABLE Actという法案が可決されました。以前は、障害を持った人 が2000ドル(22万円程度)以上の資産を持つと医療保険や生活保護といった福祉サービスが 受けられなくなってしまう仕組みでした。そのため、働ける人でも給料の低い仕事にしかつかなかったり、家族が本人のために貯蓄を作ることができなかったりといったハードルにつながっていました。この仕組みを変え、2000ドル以上の財産があっても福祉サービスに引き続きアクセスできるようにし、また非課税となる口座も作れるようにしたのがこのABLE Actでした。

 

法改正を推し進めた一人の女性

この法案の可決を推し進めたのは、全米ダウン症協会の役員であるサラ・ウォルフさんでした。彼女はダウン症を持ちながら弁護士事務所の助手として働いています。この法案を可決させるためのChange. Orgのキャンペーンページで、彼女はこのように語っています。

 

「私はたまたまダウン症を持っていますが、だからといって「より良い人生』を追い求められないわけではありません」

 

「ダウン症は人生の可能性を追求する足かせにはならないと思っています。フルタイムの仕事もで きるし、社会の一員となって、税金も払えます――ですが時代遅れの法律が、私たちが人生を全うする足かせとなっているのです」

 

「この法律は、何百万人もの障害をもつ人やその 家族にとって大きな影響をあたえるでしょう。福祉サービスを受けながら、2000ドル以上貯蓄 できて非課税となる口座を持てることで、将来の 教育や住宅、移動などに使える備えができます。障害を持つ人たちが直面する経済的困難を大きく和らげてくれるでしょう。」(一部引用)

 

013.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

正月三が日は休みたい [職場]

 

 

理屈はない。三が日くらいは休めるだけ休んで、生きて新年を迎えたことを称えたい。

 

「(声)正月に休める社会取り戻そう 5420171216日朝日新聞

 毎年、正月を迎える度に思うことなんですが、「正月らしさ」が年々廃れてきたように感

じるのは私だけでしょうか? 名古屋でも20年くらい前まで、三が日は百貨店やコンビニ以外の商店、飲食店はほぼすべて閉まっていました。大多数の家族が水入らずで過ごし、親戚へのあいさつ回りや初詣に出かけたものです。

 いつの間にか、大手スーパーをはじめ娯楽施設や飲食店チェーンなどが、軒並み元日から店を開けるようになりました。店が営業すれば卸売会社や物流会社も休めない。各家庭から働き手が出勤し、正月が普段の週末と何ら変わらない様相になってきました。

 ほとんどの人が「正月くらい休みたい」と思っていることは想像に難くないと思います。

でも雇われ人は弱い立場なのでノーとは言えません。国は祝日をこれ以上増やすより、日本で一番大切な祝日である正月の文化を守るため「三が日は原則営業しない」とキャンペーンを張ったらどうでしょう。社寺の近くの店や高速道路のドライブイン、主要駅売店などは例外として。プレミアムフライデーの旗を振るよりいいのでは?」

003.JPG

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「死ぬために上る」 [読書]

 

日本人の死生観を読む 明治武士道から「おくりびと」へ (朝日選書)

日本人の死生観を読む 明治武士道から「おくりびと」へ (朝日選書)

  • 作者: 島薗 進
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/02/10
  • メディア: 単行本


『日本人の死生観を読む/明治武士道から「おくりびと」へ』を読みました。著者の島薗進氏のお父さんの島薗安雄氏は医師で、てんかん学会の理事長もされた方です。死生観に影響を与えたという映画「おくりびと」は2008年の上映です。見た時の衝撃は今もあります。


ふとしたことから納棺師(おくりびと)を仕事にします。


妻は嫌悪します。


 


「美香「ふつうの仕事をしてほしいだけ」


大悟「『ふつう』って何だよ。誰だって必ず死ぬだろ。僕だって死ぬし、君だって死ぬ。死 そのものがふつうなんだよ」 死を人聞が生きていく上で避けられない当たり前の事実だとする考えが一不されている。死を避けて見ないようにする態度では何かが足りない。日本でこの見方が広まってきたのは新しいことだ。」


死は忌み嫌われています。 


「また、妻の美香が実家に帰ってしまって沈みがちな納棺師生活を続ける主人公、大悟と銭湯の 常連、実は火葬場の職員の平田正吉が橋の上から川面を見つめながら語り合う場面がある。上流 へと遡ろうとする何匹かの魚の横を同種の魚の死体が下ってゆく。 大悟「何か切ないですよね。死ぬために上るなんて。どうせ死ぬなら何もあんなに苦しまなくても」


正吉「帰りてえんでしょうの。生まれ故郷に」


 


無性に「ふるさと」に帰りたいのでしょうか。上映されてからしばらくして2011年3月11日の震災。テレビの画像からは死体が消され、棺桶が足りず奔走した人たちの話は無視された。表面的には死生観は動いたかもしれないが、文化としては動くほどまでいったかどうか。著者は「生と死は表裏一体」だという考え方がこの映画にはあるという。


 

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

労災の趣旨は [生活]

 

 

 

「本ダネ

「ごみを資源にまちづく り」中村修著

 福岡県大木町や築上町、 みやま市などで、生ごみやし尿を循環利用する取り組みに携わってきた筆者。国連の「持続可能な開発目標 (SDGS)」の達成モデルともいわれるべこうした 地域の現場での経験をベー スに「循環のまちづくり」 について人口別に具体的な手順を示して解説した。人口減少と高齢化の進展、経済縮小という、かつて経験したことがない時代

を迎える中、焼却炉も下水道も不要というエコで安上がりな提案は魅力たっぷりだ(農山漁村文化協会・1944) 」(20171019日西日本新聞)

 

次の話は理解しにくい。労災の趣旨はパートなども含めて「補償」する制度ではなかったか。

それを条例で外すことが可能でしょうか。個人単位でなく事業所単位の制度だと思うが・・・。

 

「非常勤の労災放置許されず  68

「労災を認めず非常勤に非情」の「こだま」を読ませてもらい、心から憤りを感じた。愛する娘さんを亡くされたご両親のお気持ちはいかばかりだろうか。北九州市の非常勤職員として働いていた娘さんが、上司のパワハラと過重な業務が原因でうつ病で自殺された。ご両親が労災の遺族補償手続きを問い合わせたら、市は「条例で非常勤の請求は認められない」と門前払い。何と冷たい。早速、私の住む市の担当課に問い合わせた。請求はできるそうで、ほっとした。 全国には非常勤に補償請求権を認めていない自治体が多いという。私の市で も多くの非常勤職員が懸命に働いている。非常勤で市役所はもっていると言っても過言ではない。国は地方自治体に任せるのではなく、こんな差別が起きないよう適切な指導、通達を出すべきだ。放置は「不作為」と認識すべし。」(同前)

 

004.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

社協の事業主体は [社会保障]

 

厚生労働省は新しい社会福祉のあり方として自助・共助を推進しています。では、地域の住民参加をどうするか。そのことは明確にはなっていないと思いますが、原氏は社協を想定しています。だが、現在の社協にもいろいろと課題があるのではないか。特に、行政からの独立性担保・事業利益を求めないなど・・・。

 

「社会福祉協議会の運営に住民参加の仕組みを

 もう一つの課題は、総合的な相談支援や地域づくりの中軸をどこが担うかです。意識の高い市町村が直営で取り組むこともあるでしょうが、お役所仕事を脱却するなら、民間が望ましい。力のあるNPOが存在する地域以外では、社会福祉協議会(社協)になることが多いと思われます。

 社協は社会福祉法に基づき、すべての都道府県と市町村に設立された「福祉のまちづくり」のための民間組織です。自治体の補助金、委託事業費、住民の払う会費、共同募金の配分などで運営されています。

 問題は、自治体の外郭団体のように扱われ、出向先、天下り先になっている場合が多いことです。幹部の人事権を自治体が実質的に握り、その幹部がお役所的な指示をしたり、自治体が下請け組織のように見て、細かいことまで口を出したり……。

 独立性を高め、自治体と対等に物を言える関係にしないといけません。その意味でも社協の活動や運営に、住民の意思を反映させる仕組みが必要です。(「地域共生社会」を考える(下)原記者の「医療・福祉のツボ」2017121日読売新聞コラム「地域共生社会」を考える(下) 行政の下請けではない福祉活動を)

017.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

最高裁に関して [寛容な社会]

 

 

先日、新聞記者のコラムに最高裁判事の国民審査は一度も罷免されていないので無駄だという意見が載せられていました。判事として相応しいかどうかの判断ができないという。だが、相応しくないとする人も8%程度・約450万人近くいます。コラムでは罷免された人がいないのに無駄だという。だが、下記のように最高裁の判決に不服を持つ人も多いと思います。そのときに、国民に何の権利も与えないでいいのか。罷免されたことがないのなら制度の見直しをしたら良いと思う。例えば、相応しないとする人が10%超えたら、その年度末で交代するとか、何か知恵を働かせればいいと思う。

 

 

「(声)受信料義務なら国会全中継を 66歳 20171212日朝日新聞

 最高裁が、NHKの受信料制度を「合憲」と判断しました。理由の一つは、公平に受信料

負担を求めることで「特定の個人や団体、国家機関の影響がNHKに及ばないようにする」。改めて疑問を感じました。

 それなら、なぜ内閣が、NHK会長の任免権を持つ経営委員の人事案を作れるのか。4

年前、NHK経営委員会が籾井(もみい)勝人氏を会長に選出した際は、「経営委を通じ

て、安倍政権は会長交代劇で影響力を行使した」と報道されました。時の政府が人事に

介入することがよいとは断じて思いません。実際、籾井氏は就任後、「政府が右というこ

とを左というわけにはいかない」などと述べました。

 国民には三権分立が侵されないよう見張る義務があります。そのため国権の最高機関

である国会の審議を知る必要がある。マスコミはその手立てなのです。

 だが、見たかった加計(かけ)学園問題の国会中継はありませんでした。国会中継の専

門チャンネルを総合・Eテレとは別に設けてほしい。受信料を取るなら、そうする義務があ

ると思います。」

008.JPG

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

借りばかりで [寛容な社会]

 

 

「今を生きる言葉 23 永六輔

生きているということは、

誰かに借りを作ること。

生きていくということは、

その借りを返してゆくこと。」(『大遺言』永拓実)

 

年も迫ると今年もまた反省することが多かったと思います。永六輔氏が言う「借りを返す」こともなく・・・。

日曜日のテレビでカラテカの矢部さんが「文化人」枠で出演。『大家さんと僕』の宣伝も・・。

 

次は、皇后陛下の誕生日のコメントから。こういうことがほとんど取り上げられなくなった時代になりました。

 

「今年もノーベル賞の季節となり,日本も関わる二つの賞の発表がありました。

 文学賞は日系の英国人作家イシグロ・カズオさんが受賞され,私がこれまでに読んでいるのは1作のみですが,今も深く記憶に残っているその1作「日の名残り」の作者の受賞を心からお祝いいたします。

  平和賞は,核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」が受賞しました。核兵器の問題に関し,日本の立場は複雑ですが,本当に長いながい年月にわたる広島,長崎の被爆者たちの努力により,核兵器の非人道性,ひと度使用された場合の恐るべき結果等にようやく世界の目が向けられたことには大きな意義があったと思います。そして,それと共に,日本の被爆者の心が,決して戦いの連鎖を作る「報復」にではなく,常に将来の平和の希求へと向けられてきたことに,世界の目が注がれることを願っています。(一部引用)

003.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

歩いていて [散歩]

 

 

リハビリを兼ねてのウォーキングから始まりました。1000歩、2000歩ぐらいから始まり、10年かけて8000歩程度になりましたが、最近は7000歩台で終わることが増えてきました。衰えのスピードが速いのでしょうか。

 先日歩いていて紅葉の写真を撮っていたら「いい趣味ですね」と声をかけられました。同世代の男性ですが、見知らぬ人です。咄嗟のことで「はあー」と何とも締まらない返事しか出てきません。男性は再度「いい趣味だ」と去っていきました。ちゃんと会話にならなかった悔いはありましたが、話のきっかけを作るのは女性はうまいですね。

 

 永六輔の言葉です。

「歩くことも旅。

 いろんな目を持って歩けば、

 様々な『気づき』がある」

 

孫の永拓実著『大遺言-祖父永六輔の今を生きる言葉』からです。先日もある家の構造の特長に気づきました。何年も通っていたのに・・・。

004.JPG

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

耐えるだけでは [高齢者]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「紅皿 夫婦の絆

健康が取りえで病気らしい病気もせず元気だった夫が難病にかかり、ほとんど寝たきりになってしまった。 役に立つかもしれないと取得したヘルパーの 資格が、まさか夫に生かされるとは思いもしなかった。今までは二人三脚でしてきたことが私に全部のしかかったのである。朝早く起きて家事を済ませ夫を起こし、歯磨き、洗面をさせ、朝食を取る。さっさと後片 付けをし、洗濯、掃除を済ませる。天気の良い日は気分転換になるだろうと、夫を車椅子に乗せ外出する。沈みがちな夫のために明るく振る舞い、楽しい話をしながら1時間近く散歩をさせる。一番しんどいのが入浴介助で、体を洗い、入浴させ、着替えが済むころには気が張っていた私の体がへたってしまう。こうした介護がいつまで私にできるかは分からないが、一番苦しいのは夫。縁あって一緒になった仲、歌の文句ではないが「どんな苦労にも耐えてみせます」。そんな気持ちで毎日を過ごしている。夫が寝た後、好きなコーヒーを飲みながらテレビを見るのが日課になった。(主婦-70歳 熊本県玉名市)

 

人生には予定になかったことに出会いますね。耐えるだけではきついですね。

次は、認知症や障害者にとってはとても大事なことです。

 

「成年後見の欠格条項削除へ

政府、与党は30日、知的障害 や認知症などで成年後見制度を 利用する人が資格や免許を取れなくなるといった各種法律の「欠格条項」についた、原則として削除する方針を固めた。制度の利用をためらう要因になっていると指摘されており、見直すことにした。来年の通常国会への関連法案提出を回指す。 欠格条項は、成年後見の利用者は判断能力が不十分なため、業務に支障が出る可能性があるとして設けられている。公務員や薬剤師、保育士などの資格や 免許を中心に約200項目ある。(以下略)」(同前)

 

後見人制度を旧民法の禁治産者という発想でつくったからでしょうか。当事者の能力が問題なのではなく、支援があればできるという考えに変わっていくのでしょうか。

 

009.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

いい呆け方? [高齢者]

 

 

幼年期にいい母子関係があった人はいい呆け方をするという。(『なぜ、男は老いに弱いのか』三好春樹)。私にはこのことが良く分からない。

 

「幼年期がよかった人、つまりいい母子関係に包まれていた人は、ちゃんといい呆け方ができると思う。だっていくら呆けていて何もわからなくなっても、赤ちゃんのときと同じように母親さえいてくれれば安心していられるからだ。 フロイトは、無意識は胎内と生後二歳までで作られると言っている。いい呆け方をする人は無意識が豊かな人である。胎児と幼児のときに母親への信頼関係があれば、 それは世界への信頼関係になる。なにしろ、胎児と幼児にとっては母親が世界そのものなのだから。世界への信頼のある人は、呆けてここがどこで自分が誰かさえわからなくなっても安心していられる。周りの世界、つまり介護者に頼ればいいからだ。問題はその信頼に応えるだけの技量を、私たちが持っているかどうかだけれど。しかし、こうした世界への信頼のない人は、不安でしょうがない。なにしろここはどこなのか、自分は誰なのかわからず、周りは自分をだましたり傷つけようとしている人たちばかりになってしまうのだから。痴呆性老人の、世界への拒否とも見える自閉的問題行動の根拠はここにある。」

 世界への信頼ないのでいい呆け老人になれそうにないと諦めるのは早い。

 続けて

「過去は変えられる

おいおい、それじゃ今さらどうしょうもないじゃないか、という声が聞こえてきそうである。過去はやり直せないし、母親を選んで生まれてくることもできないか。老いと付き合えるかどうかが少年期と幼年期、さらには胎児期で決まってしまうというのならそれは宿命論と同じではないか、と思われるかもしれない。 確かに宿命としか思えないケースは多い。先に挙げた作家たちもそうである。しかし、異常とさえ思えるような特別な場合を除けば、救いはあると思う。なぜなら、過去とは事実ではなくて記憶だからだ。私たちは事実ではなく、無意識に選んだ事実やときには思い込んだことを過去としてしまい込んでいる。だから過去は変えることができるのだ。 」(同前)

 宿命の例として江藤淳氏のことが挙げられています。

「一九九九年、評論家の江藤淳が自死した。彼は次のような遺書を残した。

〈心身の不自由は進み、病苦は堪え難し。去る六月十日、脳梗塞の発作に遭いし以来 の江藤淳は形骸に過ぎず。自ら処決して形骸を断ずる所以なり。乞う、諸君よ、これを諒とせよ。〉」

 

脳梗塞発症以来、相当の不自由を抱えていたのだろうか。いい呆け方というのも簡単ではなさそうです。

いい呆け方?

 

幼年期にいい母子関係があった人はいい呆け方をするという。(『なぜ、男は老いに弱いのか』三好春樹)。私にはこのことが良く分からない。

 

「幼年期がよかった人、つまりいい母子関係に包まれていた人は、ちゃんといい呆け方ができると思う。だっていくら呆けていて何もわからなくなっても、赤ちゃんのときと同じように母親さえいてくれれば安心していられるからだ。 フロイトは、無意識は胎内と生後二歳までで作られると言っている。いい呆け方をする人は無意識が豊かな人である。胎児と幼児のときに母親への信頼関係があれば、 それは世界への信頼関係になる。なにしろ、胎児と幼児にとっては母親が世界そのものなのだから。世界への信頼のある人は、呆けてここがどこで自分が誰かさえわからなくなっても安心していられる。周りの世界、つまり介護者に頼ればいいからだ。問題はその信頼に応えるだけの技量を、私たちが持っているかどうかだけれど。しかし、こうした世界への信頼のない人は、不安でしょうがない。なにしろここはどこなのか、自分は誰なのかわからず、周りは自分をだましたり傷つけようとしている人たちばかりになってしまうのだから。痴呆性老人の、世界への拒否とも見える自閉的問題行動の根拠はここにある。」

 世界への信頼ないのでいい呆け老人になれそうにないと諦めるのは早い。

 続けて

「過去は変えられる

おいおい、それじゃ今さらどうしょうもないじゃないか、という声が聞こえてきそうである。過去はやり直せないし、母親を選んで生まれてくることもできないか。老いと付き合えるかどうかが少年期と幼年期、さらには胎児期で決まってしまうというのならそれは宿命論と同じではないか、と思われるかもしれない。 確かに宿命としか思えないケースは多い。先に挙げた作家たちもそうである。しかし、異常とさえ思えるような特別な場合を除けば、救いはあると思う。なぜなら、過去とは事実ではなくて記憶だからだ。私たちは事実ではなく、無意識に選んだ事実やときには思い込んだことを過去としてしまい込んでいる。だから過去は変えることができるのだ。 」(同前)

 宿命の例として江藤淳氏のことが挙げられています。

「一九九九年、評論家の江藤淳が自死した。彼は次のような遺書を残した。

〈心身の不自由は進み、病苦は堪え難し。去る六月十日、脳梗塞の発作に遭いし以来 の江藤淳は形骸に過ぎず。自ら処決して形骸を断ずる所以なり。乞う、諸君よ、これを諒とせよ。〉」

 

脳梗塞発症以来、相当の不自由を抱えていたのだろうか。いい呆け方というのも簡単ではなさそうです。

003.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感