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庶民の苦境は [寛容な社会]

 

 

20171027日西日本新聞では「『保守』は疲れた日本人の癒やし 2017衆院選 選択の時を終えて 施 光恒」のサブタイトルは「背景に庶民の苦境 本当に守られる政治を」たでした。

 

「例えば、しばしば指摘されることだが、日本を称賛するテレビ番組が近頃あふれでいる。治安の良さ、人々の勤勉さ、丁寧なモノづくり、多様な地方文化の豊かさ、思いやりの心など、日本の良さを褒める番組が連日、放映されている。疲れた日本人の癒やしとなっているのではないか。」という。さらに平穏無事な生活を望む若者が増えているそうです。

そして「1990年代後半以来、日本でも経済のグローバル化が推し進められ、構造改革路線がとられるようになった。それから今日まで日本経済はほとんど成長していない。実質世帯の平均所得の下落は著しい。例えば、世帯の平均所得は、ピークだった1994 年の6642千円に比べ、 2016年は5458千円と約18%も下がった(国民生活基礎調査、厚生労働省)。非正規雇用の労働者は急増し、地方の荒廃、過疎化も進 んでいる。 今回の選挙結果で日本人の 疲れは緩和されるだろうか。 なかなか難しいはずだ。経済 のグローバル化路線、つまり構造改革路線を主に担ってき たのは、日本では、「保守」 政党だと考えられてきた自民党である。」

ですが、苦境の源であるはずの自民党が支持されているのです。たしかに小選挙区制という民意を反映しない仕組みもありますが、なぜか気になる指摘です。

 

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「しっかりとした大人」とは [読書]

 

 

『ピアニストだって冒険する』(中村紘子)の続きです。

 

「(ある方が浅田真央さんのことで「金メダルは取れないだろうなあ」と思っていた、)というのである。その理由として酒井さんは、日本社会における女性を取り巻く空気が、真央ちゃんを始めとした女子選手にどこか「しっかりとした大人」になるととを躊躇させるものがあるからだ、と述べている。 つまり、アグレッシヴで強い女性よりも、優しく無邪気で可愛らしい女の子の方が、大人からも可愛がられ、異性からも好まれると。それゆえ、日本の女の子は二十歳をいくつも過ぎて なお、「しっかりとした大人」になりにくい・・・。 そういう「弱い」女の子を好む男の子たちもまた「しっかりとした大人」になりにくいのだ ろうか。 つい先日も、「高松国際ピアノコンクール」の審査委員長であり、私の子供の頃からの大先輩である岩崎淑さんが、電話で同様のことを言って嘆いていらした。「コンクールで日本人はとてもきちんと良く弾くけれど、みな印象が薄いのよね。迫ってくるものがない。子供っぽいのかしら」」

 

元首相が浅田さんのことを取り上げてブーイングを浴びたような記憶があります。愛されるスポーツ選手と勝負とは両立しないのでしょうか。テレビをつければ「かわいい」の連発。

どこか本質に触れているのかもしれません。「しっかりとした大人」というのもよく分かりませんが。

 

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『ピアニストだって冒険する』を読む [読書]

 

 

ピアニストの中村紘子氏の本です。音楽とは無縁ながら一流の人の思いを読めるのではないかと手にしました。ネット情報によれば1944年生まれで、亡くなったのが72歳となった翌日です。私はほぼ同じ時期に産まれています。何も関係はありませんが。「題名のない音楽会」について次のように述べられています。

 

「(「題名のない音楽会」について)

波乱万丈の五十年、スポンサーが全く変っていなかったということだ。しかもこのスポンサー出光興産は、いかなることがあろうと番組の内容に関して、一切口を出さなかった。これは、まさに信じられないほど稀有なことであると思う。 この六月(O一四年)、私は「題名のない音楽会」五十周年記念の番組に出演した。この秋は、私自身の楽壇生活五十五周年の節目の年でもある。 ところでこの「題名」という由緒ある音楽番組を、羽田健太郎時代からプロデューサーとして支えてきたのは、或る一人の若き女性だった。テレビ朝日の鬼久保美帆さんという。この十四年間、黛さんの作り上げた「伝統」とその質を、落すことなく公開録画の聴衆もテレビの視 聴者も楽しませ、いまやNHKを除いて民放で唯一の毎週レギュラーのクラシック音楽番組となった。この「題名」を継続するためには、想像を絶するエネルギーと努力とアイディアがいったことだろう。

番組開始から五十年を迎えたいま、これからの未来を、彼女はどう見すえているのだろうか。

幸いにも佐渡裕さんという、パワフルで実行力に溢れた「相棒」がいる。二人でこれからま

すます後世に残るような名番組の数々を創り出していってほしいと思う。それにしても、この番組が百周年を迎える頃に、日本は世界はどうなっていることだろう。」

 

100周年を見ることはないのですが、関心はありますが。誰か、あの世とやらに伝えて欲しい。

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「みんなのうた」が始まった頃 [自分史]

 

 

朝、4時半前のNHK「みんなのうた」を見ることがあります。いつも物悲しい思いがしてきますので、好んで見ているつもりはありません。なぜ、そういう気持ちになるのかと言うとよく分かりません。1961年(昭和36年)の放送開始というから高校に入学した年ですし、長い闘病生活が始まった年でもあります。既に遅いながらもテレビはありました。

 

そんな歴史を感じさせるものとして広辞苑があります。わが家の紙の広辞苑は1991年発行の第4版です。新しいものは電子辞書を使っています。今は広辞苑の権威はどうなんでしょうか。広辞苑の源流は昭和の始まりと同じだそうなので1926年頃。約90年の歴史ということになります。

 

「広辞苑が10年ぶりに改訂へ 「安全神話」など約1万語を追加

20171024日西日本新聞

 岩波書店は24日、国語辞典「広辞苑」の改訂版(第7版)を来年1月12日に刊行すると東京都内で発表した。現行の第6版は2008年1月の刊行で、10年ぶりの改訂となる。

 「安全神話」「デトックス」「ブラック企業」「がっつり」など、第6版の刊行後に定着したと考えられる新語約1万語を追加し、総項目数は約25万となった。3216ページ。

 普通版は9720円で、2分冊の机上版(1万5120円)も発行する。それぞれ来年6月30日までの割引価格も設定する。」

 

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世代間対立の不毛 [社会保障]

 

 

「福祉新聞」のコラムからです。

「三念帖

日本の100歳以上の高齢者は67824(915日時点、厚生労働省)で、過去最多を更新し続けている。政府は「人生100年時代構想会議」の初会合(911) を聞き、超長寿社会において 人々がどのように活力を持って生き抜いていくか、そのための経済・社会システムはどうあるべきかなどを検討し始めた

NHK107日に「人生100年時代の働き方」をテーマに番組を作っていた。番組には若い世代から、「働かないシニアのせいで、われわれの給料が上がらない」「若い世代の仕事を奪っている」などの声が寄せられ、高齢者からは、「年金だけでは生活できないから働いている」などの声も▼若い世代の所得は増えず、年金は支給が先延ばしされる現実が若い世代と高齢者の「世代間ギャップ」の底辺にあることがクローズアップされた印象が強かった。今回の衆院選でも社会保障がらみの重要なテーマになると注目していたが、各党の福祉関係公約には、「世代間ギャップ」を解消させるような公約は見当たらなかった▼制度の改善を含めると教育費の無償化は各党相乗りだ。高齢者の票を意識してか、各党は争点回避をしたように感じられたがどうだろう。僭越ながら、人生100年時代がきれいに花開くよう選良の皆さんには国会でしっかりした議論を期待したい。(若林平太)

 

若い世代の意見にはお年寄りはため込んでいるという情報で判断していないか。

「多くの高齢者は老後の生活に向けて、現役時代から貯蓄をしてリスクに備えている。その結果、2014年には高齢者世帯(2人以上の世帯) 平均貯蓄が2499万円に達している。また、高齢者世帯の一人当たり平均所得も192.8万円で全世帯の205.3万円と大きく変わらないこともあり、「負担力ある高齢者」論へとつながり、高齢者分野の社会保障 「改革(負担の増加と給付の削減)」が進められている。老後に備えるための努力が結果的に、高齢者自身の生活を圧迫することになっている。」(『高齢期社会保障の改革を読み解く』)

 統計では平均値ですが、上下の格差が大きいことが知られています。それと、病気をしたり、介護状態になれば莫大なお金になります。「金持ち老人」論は国民同士の反発を招いて公費負担を削る道具として利用される可能性が大きいと思われます。それは政府にとって都合の良いことにならないでしょうか。

 

「公的年金給付は、すべてが基礎年金を受ける1階部分、厚生年金は2階部分として基礎年金の上乗せの給付を受ける。さらに3階部分は、一部の民間サラリーマンには企業年金や厚生年金基金、公務員等には年金払い退職給付があるが、これは私的年金制度であって公的年金制度 とは区別される。

現在、公的年金制度は高齢者の生活の基本的部分を支えており、国民生活にとって不可欠なものとなっている。高齢者世帯の所得の約7 (公的年金と恩給で平均200万円)を占め、年金だけで暮らす世帯は6 割近くにおよんでいる。」(同前)

年金の実態は次のようなものです。

「伊藤周平教授も「月4万 円以下の年金生活者500万人、女性の年金受給者の32%が年間年金が150万円以下、年金生活者のうち最低生活費に満たない貧困世帯の割合25% (4世帯に1 世帯)としている。」(同前)

 

数字をみて議論していくべきだと思います

 

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『新聞記者』を読む [読書]

 

 

官房長官に切り込む記者として知られる東京新聞の望月衣塑子氏の『新聞記者』を日曜日の夜に読みました。各局、選挙特番でしたのでその時間を使いました。

 望月氏のジャーナリスト志望に影響したのは、母に勧められた吉田ルイ子氏の『南ア、アパルトヘイト共和国』(大月書店)だという。「非白人はタクシーに乗ることができない」などの実態は衝撃を与えたという。また、業界紙の記者である父の言葉もジャーナリストへの憧憬を強くしたという。就職試験では全国紙は落ち、東京新聞に入社。社会部での仕事に熱中するが、異動などもあり、望まない仕事にもつく。他社からの引き抜きの話もあり、社会部としては有能な読売新聞の転職を考えるが、学生運動の経験もある父の意見で取りやめたという。読売新聞の政権よりのスタンスを父は懸念していたという。そういうことに関心が向かないというのも愛嬌と言えば・・・。

官邸での質問をマスコミも取り上げるが、そのことでも問題があるという。

「キャスターの金平茂紀さんにお会いしたときに、言われたことが印象に残っている。安保法案が審議されていたとき、メディアはその法案について、どこがよくどこが悪い、と本来きっちり言うべきなのに、立ち上がったSEALDsの奥田愛基さんたちを大きく報道した。今時の若者らしくてシンボリックだと祭りあげる一方で、彼らが非難を浴びたときに守るわけでもない。臆病なメディアが他人を使って報道している面もある、表だって責任を取りたくないのだ、と。私についても同様だ、と金平さんは一言う。

本来は私がするようなことをいろいろなメディアがすればいいのに、私がしたことを良くも悪くも取り上げて、その結果どうなるということに責任は取らない。そこに一歩踏み

込むのは嫌だ、いるのは常に後ろなのだ、と」

これがマスコミの実態なのだ。

そして、レイプ事件の取り上げ方についても男性記者の視点に問題があるとも指摘する。「わからないから繰り返し質問する」だけなのに他の記者はしない。それが報道の自由度世界で70位以下という国なのでしょうか。両親との別れもまた切ない。

 読む力が衰えている私ですが一気に読めました。なぜなのか分かりませんが。

 


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雰囲気づくり? [年金]

 

 

 

「目指せ 1日 8000歩 20

夕方がお勧め 歩幅・速さも考えて

効果的なウォーキングには、こうした歩き方に加えて、歩く速さや歩数も重要だ。東京都健康長寿医療センター研究所・運動科学研究室長の青柳幸利さんらが群馬県中之条町で10年以上にわたって 行っている研究の結果、健康 維持に最も効果のある運動の強さは、安静時の36倍で あることが分かった。「ウォーキングで言うと、 少し息が上がり、何とか会話 ができる程度の早歩きに相当します」と青柳さんは話す。この早歩きを1日に20分行い、それを含めた1日計8千歩のウォーキングで高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの予防効果が期待できるという。(一部引用)」(20171021日西日本新聞)

 

毎日、8000歩は目標にしていますが、20分の早歩きは厳しい。元々足が遅いのですが、右足のしびれもあり、なおゆっくりの歩きになります。本人は急いでいるつもりですが・・・。

 同じ新聞に次のような記事も・・。

 

「あなたはシニア?

60代「はい」4割どまり

博報堂の「新しい大人文化研究所」は このほど、首都圏と地方の中小都市に住む4060代の男女930人を対象に、インターネットで「シニア」に関する意識調 査を実施した。その結果、自分をシニア だと思う人は60代でも約4割にとどまることが分かった。 「シニアと呼ばれて自分のことだと感じる」割合は50代で12.6%60代で41.3%、(以下略)」(同前)

 

高齢者はすは何歳からだと思いますかという調査の報道が多いように思う。年金支給年齢の引き上げの外濠を埋められているような・・・・。

 

 

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津久井やまゆり園事件から1年 [障害者福祉]

 

 

衝撃的な事件から1年。各地で取り組みがされていますが、大分の情報では次のように記されています。

「昨年7月26日、神奈川県相模原市の障がい者施設「津久井やまゆり園」で入所者19名が亡くなり、職員を含む26名が負傷するという悲惨な事件が起きました。犯人は元施設職員でした。なぜ「意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだ」という思想を持ち、犯行に至ってしまったのか?背景にどのような問題があるのか?二度と起こさないためにどうすればいいのか?――「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」と「大分障がいフォーラム実行委員会」は729日、大分市のホルトホールで『相模原事件を考えるシンポジウム』を開催しました。県内各地から約140人の方が参加して意見交換をしました。」

 各地で風化させないための取り組みとしても行われています。

 

 石渡氏は次のように述べています。(「すべての人の社会」2017.10 日本障害者協議会)

 

「津久井やまゆり園事件から1年を経過して

石渡和実 NPO法人日本障害者協議会副代表

(略)

923日、「津久井やまゆり事件を考え続けて、『ともに生きる』の実現をめざす、みんなで交流のつどい」という集会が相模原市で開かれた。主催は、「津久井やまゆり園事件を考え続ける会」 で、東京や神奈川の障害当事者、やまゆり園の家族、支援に携わっている人、議員、マスコミ関係者など、さまざまな立場の人が関わっている。筆者もメンバーの一人で、月I回ほどのベースで率直な意見を闘わしている。 9月の集会では、建て替えについて検討を重ね、82日に報告書を提出した、神奈川県障害者施策審議会の専門部会長である堀江まゆみ氏 (白梅学園大学教授)が、公の場で初めて講演を行なった。

堀江氏は、部会に課せられた検討課題が2つあった、と整理された。1つは、「当事者不在」という言葉に象徴される、本人抜きで議論が進んできた経過を踏まえ、いかにして入所者本人の意思を確認するか、という点である 12回の検討会で も、「意思決定支援」に多くの時間を費やした。(略)

「一人ひとり」の意向に沿った支援を展開することが求められている、と何度も強調された。そのためには、入所施設という1つの選択肢しかない、という状況では意向の尊重などありえない。いかに選択肢を増やすか、についても議論を 重ねた。そこで、2つ目の課題が、県立施設の役割である。家族会の意向として131人全員が津久井の地に帰る、との報道が注目された。これまでと変わらぬ入所施設ではなく、将来を見据えた施設のあり方が論議された。結果として、131人の居住の場は確保するが、津久井と横浜に小規模施設 を分散整備し、グループホームの入居など、多様な選択肢を提案できるよう努めた。少人数の「コテージ」という概念を提唱し、「センター棟」では 日中活動や医療的ケアを提供する。将来は、短期入所や地域移行に向けた体験の場として活用する ことなども示した。こうした検討が続いている中で、横浜で暮らし始めた入所者や家族にも変化が出ているという。 新しい場で体調を崩した入所者も多かったが、一 方で、横浜ならではのMM21 (みなとみらい)や 金沢シーパラダイスへの外出、家族と過ごす機会 が増え、本人にも家族にも変化が芽生えている。グループホームを見学したり、体験入居を考える 家族も増えつつあるという。 本人を中心に、さまざまな立場の人が意見を交換し、本人の思いに沿った支援の形を実現したい この事件を悲劇に終らせるのではなく、前へ進む 力を生み出したい。そのために、「続ける」ことが 大切である。そうした関係者の前向きの姿勢が、 確実に地域を変えつつある。」

 

支援の在り方が「ひとりひとりの意向」に沿ったものになっているかという問いへと深まっています。事件からの教訓としては優生思想が背景にありますが、具体的な突破口としての模索に注目していきたいと思います。

 

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介護・障害者支援現場の処遇改善も [障害者福祉]

 

 

障害者施設で働く人について報道されるのは虐待があったときなどで、どのように働いているかということはほとんど知られていないと思います。ある調査によると年収300万未満が6割を占めていて、やりがいはあるが、長く勤められるかは分からないという人が多い。報酬は細かく決められ1日単位の利用者援助で決められます。もともと少ない職員なのに膨大な事務量です。障害者との話や職員同士の意見交換などに時間をとるべきなのに、事務に時間をとられています。今、介護保険と障害者施設の報酬の見直しがされていますが、改善の見込みは薄いです。次のような声もありますが、処遇改善はまったなしです。

                  

「(声)介護現場の処遇改善だけでなく 19歳 20171020日朝日新聞

 

 衆院選で各政党が介護スタッフの処遇の見直しを政策に掲げている。介護スタッフ不足の現状や、高齢者が総人口の3割近くを占め、需要が今後も増えることを考えるとこのような政策を掲げるのはごく普通だと思う。しかし、これだけが解決策だとは思わない。

 現在、高齢者の一人暮らしの人が家や部屋を借りられないという問題が起きている。なぜなら孤独死があった部屋は「事故物件」とされ、「次の借り手が見つかりにくい」と大家が貸したがらないからだ。その結果、施設で暮らす選択になることも介護スタッフの不足につながっていると思う。

 そのような状況の中、65歳以上の高齢者向け賃貸物件を積極的に扱っている不動産会社があることを知った。一人暮らし高齢者が物件を借りられるよう大家に交渉してくれたり、見守り機器を普及させたりしている。

 私は大学で「違った視点から物事を見る」ということを学んだ。各政党は、介護スタッフの処遇の見直しだけでなく、高齢者が一人でも暮らしやすい賃貸住宅の確保に努力する不動産会社や、見守り機器を開発する企業の支援にも力を入れて欲しい。」

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労働組合も労基法を教えて [職場]

 

 

「仲畑流・万能川柳 毎日新聞20171014日 東京朝刊

☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆幸之助さんは派遣をどう想う 牛久 ヒロシです

「どちらともいえない」好きな日本人 東京 ホヤ栄一

水ほしい仕草で妻の長電話 神奈川 カトンボ

お祭りの迷子ウルトラマンの面 安曇野 荻笑

政治家が口にしだした愛国心 静岡 石垣いちご (以下略)」

 

国が教えよと言うのもありますが、労働組合が私たちの時代には教えていました。

 

「(声)労基法周知で労働者の権利守れ 27歳 20171019日朝日新聞

 

 広告大手・電通が、社員の違法残業を防ぐ措置を怠ったとして労働基準法違反の罪に問われた裁判で、東京簡裁は罰金50万円の判決を下した。長時間の違法残業による過労自殺者を出したにもかかわらず、あまりにも刑が軽いのではないかと思ってしまった。

 このようなことを二度と起こさないためにも、労働基準法に違反した企業への罰則をより重くするべきだと思う。この事件をきっかけに、政府の働き方改革の議論は加速した。だが、私の周りには根本的な労働基準法すら知らない人が多い。

 例えば、「勤務条件が一定の基準を満たしていれば、アルバイトやパートでも有給休暇が取れること」「残業代は1分でも請求できること」「労働者が有給休暇を申請したら原則として会社は断ることができないこと」など。

 これらのことは、私が大学を卒業してから知ったことばかりだ。世の中にはこうした基本的な知識を持たない人が本当に多いと感じている。だから、国や厚生労働省は、労働者が雇用主から不利益を受けないよう、そして権利が守られるように、労働基準法を周知させ、学ぶ機会を積極的につくるべきではないだろうか。」

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脅威を煽る姿は [政治]

 

 

18日の新聞の投稿欄からです。

 

「新燃岳が噴火 怒りと重なる  46

宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳が約6年ぶりに噴火した。群発性地震などの前兆はあったが、もくもくと噴煙が上がると、地域住民からは「またか」「仕方がない」との声が・・・。今回の衆院選に明確な前兆はなかったが、ゴングは鳴り響いた。「税金の無駄遣い」「疑惑隠し」との声が飛び交っても、投票日は刻々と迫るだけだ。 自分たちの暮らしを少しでも良くしてくれる人を選びたい。1票を無駄にはしたくない。選挙が終わった途端、手のひらを返したように無理を押し通すような事態になったら、われわれ立はよほど人を見る目がなかったということだ。6年で復活した緑が再び、灰に覆われる山を見たくはない。が、監視活動が続く中、噴火活動はいつ沈静化するか分からない。信に足る政治には遠く、野党は分裂の混乱を引きずったままの総選挙。国民の憤怒も収まらな」(西日本新聞)

 

「脅威あおって 求心力高める  77

世界が平穏であっては困る人が、3人おられるようです。それぞれ国のリーダでありながら、その国民に静かな生活を提供できていないように見受けます。国民の間に分離と対立、差別を助長し、自分の意に沿わぬ者は口汚くののしり、常に排除しようとしている人がいます。また国や国民より個人や友人を大切に扱っているとしか思えない方もいます。独裁体制を、維持するため国民の自由を、制限し、核やミサイル開発に巨費を投じ、国民には貧因を強いている人も。この3氏に共通するのは国外に脅威と敵をつくり、国民の憎しみを通して、己への求心力を高めようとしていることです。その昔から、権力者は国外の脅威を声高に叫び、国内に「一致団結」を求めてきました。それが常とう手段ということも、しっかり 認識しておきましょう。」(同前)

 

戦争をするときに使われる脅威を煽る手法。それに乗る国民。また繰り返されるのか。

 


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「いのち」の意味 [障害者福祉]

 

 

 

「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」の機関誌で相模原事件を考えるシンポジウムを振り返って徳田氏は次のように述べています。(一部引用)

 

「言わせちょくれ⑲再び「相模原事件」を考える  別府市 徳田靖之

当日にもお話したのですが、この事件を考えるにあたって大切なことは「いのちの選別」を許してはならないということです。「いのち」は、それ自体として尊重されるべきであり、「いのち」には意味のある「いのち」と意味のない「いのち」などないのだということです。

この「いのちの選別」という考え方は、私たちの社会に実に根深く浸透しています。

こうした考え方の起源となったのは、ナチスが最大限に利用したことで知られる優生思想ですが、このような選別の理由には、二つの流れがあります。

一つは、世の中に役に立つかどうかというものさしで、「いのち」の価値を図ろうとする考え方です。世の中の役に立たない「いのち」、周囲や社会に迷惑をかけるだけの「いのち」に何の意味があるのかという考え方です。こうした考え方が、どれほど多くの障がいのある人たちの生命を奪ってきたことか。これはナチスだけでなく、例えば、私たちが「だれもが安心して暮らせる大分県づくり条例」に取組み始めた時に実施したアンケート調査でも、精神障がいのある方から「お前のような世の中に役に立たない奴は死ねと父親から言われたことがずっとトラウマになって今日まで生きてきた」という声が寄せられました。私たちが進めている条例づくりの運動は、まさしく、こうした「いのちの選別」を絶対許さないとい

うものでなければなりません。「いのちの選別」を正当化するもう一つの流れは、「選別」することが、その人のためだ、あまりに可哀想だからとして「いのち」を奪うというものです

このような考え方が正当化された事例として、歴史的には、サリドマイド事件の被害児を母親が殺害した事件やハンセン病患者の子を強制的に中絶した事件がありますし、最近に至るまで繰りかえされている、重度の障がいのある子を殺してしまうという事件において、母親たちがそうした行為に及ぶ決定的な動機の一つともなっています。

私はこの「その人のためだ」とか、生きていくことは、大変な苦難を背負うことになるから「可哀想だ」といった考え方に、私たちが断固として立ち向かう必要があると強く感じています。何人にも、その人の人生が、意味があるかないかを決める権限はありません。

「いのち」即ち生きるということ自体を絶対的に、無条件に肯定することなくして、誰もが安心して暮らせる社会をつくることはできないと思うからです。(以下略)」

 

繰り返し指摘される「いのち」の意味ですが、それでも、虐待・心中・ネットによる犯人擁護の声はこの国の奥底にある「障がい者は不幸な存在」とする考えが強いのだと思う。それは、昨今の憲法軽視の風潮と無縁ではないように思われます。

「戦後、日本国憲法が施行されたことは日本において民主主義に基づく新しい国家の基盤が形成されたことを意味した。日本国憲法には,第二次大戦以前から社会の底流に存在し求められながらも抑圧されてきた国民主権,基本的人権の尊重,平和主義がうたわれた。またこれにより,恩恵的な土壌のなかでの社会事業が社会的責任,人権,民主主義 ,平和思想、に基づく社会福祉へと前進した。」(『生活支援の社会福祉』)

 

たが、戦後の蓄積が崩壊しかねない状況にあるのではないか。

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平和賞をヒバクシャに [平和]

 

 

「授賞式に「被爆者もいてほしい」 ICAN事務局長20171006日西日本新聞

 

 【ジュネーブ共同】ノーベル平和賞の受賞が決まった核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は6日、拠点を置くジュネーブで記者会見し、フィン事務局長は広島、長崎の被爆者を「核兵器禁止条約制定の重要なプレーヤーだ」と称賛、12月にオスロで開かれる平和賞授賞式に「個人的には被爆者もいてほしい」と述べた。

 フィン氏は、被爆者が1945年以降、原爆による悲惨な体験を語り続け世界に知らせてくれたことが核廃絶運動にとって「非常に役立っている」と語った。

 核兵器は世界平和の安定に役立っていないと強調。日本など米国の「核の傘」の下にある国に核禁止条約への署名・批准を求めた。」

 

長年の活動が世界を動かしつつあります。

 

「長崎の被爆者「報われた」 草の根これからも ICANに平和賞

 

 「ヒバクシャ」にも贈られた賞だ-。核兵器禁止条約の採択に貢献した国際非政府組織(NGO)、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞に選ばれた6日、連携しながら核兵器の非人道性を訴えてきた被爆者は、喜びと同時に「真の目標」を口にした。「今こそ、核なき世界を実現するときだ」と。

 これまで、有力候補とされた日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の受賞はならなかった。構成団体の長崎原爆被災者協議会(長崎市)で発表を見守った被爆者らは、それでも拍手を送った。

 「ICANへの授賞は、これまで核廃絶に取り組んできた被爆者にも贈られたものだ」。この日、8月末に亡くなった被災協会長、谷口稜曄(すみてる)さんの後任に決まった田中重光さん(76)は、涙ぐみながら語った。

 かつて被団協代表委員や被災協会長を務めた山口仙二さん(2013年死去)や谷口さんの活動を支えてきた被災協副会長の横山照子さん(76)も笑顔で「天国の皆さんに、一緒に戦ってきた団体の受賞が決まったよ、活動が報われましたよと伝えたい」。語り部を続ける同理事の下平作江さん(82)も「被爆者は高齢。被団協受賞を期待していたので残念な気持ちもあるけど、仲間の団体に決まってうれしい」と語った。(以下略)=2017/10/07付 西日本新聞朝刊=」

 

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テレビリモコンも使いやすく [高齢者]

 

 

「仲畑流・万能川柳  毎日新聞20171015日 東京朝刊

☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆ビートルズ真似た兄ちゃんもう傘寿 富田林 児玉暢夫

稲束をガードレールに干せる過疎 宝塚 忠公

「記憶ない」言っても妻は許さない 福岡 朝川渡

ほとぼりが冷めれば甘くなる一票 光 大島ミカン (以下略)」

 

今夏、テレビを東芝から他社に買い換えた。手頃な値段ではあったが、字幕の扱い方が不便だ。ついボリュームを上げてしまうので電話がかかってきたときなど字幕ですませることがあります。ところがCMも含めて字幕が少ない。CMなどは数えるくらいしかない。

 

「高齢者のため邦画にも字幕を=無職・74歳 毎日新聞20171014日 東京朝刊

 映画館で映画を見るのが大好きな老夫婦である。月に1度は映画館に行き、シニア割引で映画を見るのを楽しみにしてきた。しかし最近、とみに聴力が衰えてきてセリフを聞き漏らしたりするため、もっぱら字幕付きの外国映画を見ざるをえなくなっている。テレビも字幕が出る番組しか見なくなった。

最近のテレビはドラマでもニュースでも字幕が多くなった。これは聴力障害者には福音である。高齢者が増えているが、映画が盛んな時代に青春期を過ごした人たちである。映画館の大画面で邦画を見たい人も多いはずだ。しかし、聴力の衰えによってそれがかなわなくなっている方も多いだろう。

 高齢者は時間の余裕があり、少々の蓄えもある。字幕付きの邦画が増えれば観客増につながるのではないだろうか。映画業界で検討してもらいたいものだ。」

 

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西日本詩時評 [お知らせ]

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『源氏物語の女たち』西日本新聞20171018

西日本詩時評 岡田哲也

 

坂田トヨ子さん(福岡市)の『源氏物語の女たち』(コールサック社)は、「私」という姿見に映し出された『源氏物語』の十六名の女たちへの頌歌(ほめうた)です。「若い魂は私一人のもとに留まらない/私が求めれば求めるほどあの人は遠くなってしまう()私の中に鬼が生まれたのはこの時だったか」(作品六条の御息所(みやすんどころ)) 『源氏物語』を読んでない人でも、ははあ、これは,男に翻弄される女の話だな、とわかります。そして、六条の御息所に憑依した 「私」は、最期に歌うのです。「私の一生は辛いことばかりだった/もっと幸せな人生もあったろうに/別の生き方があったのだろうか/あの人を愛したことが苦しみの始まりだった()満たされないまま燃え尽きる私の命/出家したとて鬼は消えてはくれない/けれど命が尽きればそれも消えてしまうのだろう」(同前)いささか演歌っぽい紋切り型だなあ、というよりもこの後千年の女たちの愛別離苦の原型が『源氏物語』にはあるのです。映し出される女たちの心模様が、秋空のようにカラリとしているのは、原作の奥深さゆえでしょうか。それとも作者の性(さが)ゆえでしょうか。

 

 

 

 


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自助は続く? [介護保険]

 

 

新聞の投稿欄からです。

 

「敦煌が由来かいや敦盛とは  71

私は昭和211月の寒い日に生まれたという。3人の女の子。父は12歳離れた長姉に「名前を付けなさい」と命じたとのこと。 私がそのことを知ったのは、40歳すぎてからでした。 それまではてっきり、父の命名と思い込んでいました。中国の敦煙を勝手にイメージ、仏像や壁画を彫つけた石窟寺院千仏洞を一度は旅したいなあなんて思っていました。ところが何と、あの一ノ谷の合戦で命を落とした若武者、平敦盛から取ったそうだ。さすが、文学少女だった長姉らしい。笛の名手で、彼を討った熊谷直実は 無常を感じて出家したという。敦盛草(アツモリソウ) というランがあることも知 りました。彼が背負った母衣に見立てたものとか。長姉も66歳で逝き、十三回忌の法要を今年、無事に終えました。ピアノで流れ

た一の谷の軍破れ討たれし平家の・・・の「青葉の笛」。長姉や敦盛を思い、 物悲しくなりました。(一部引用)」( 20171014日西日本新聞)

 

消費税は福祉に使うと言って福祉は切り捨て、今度は教育などにまわすという。砂糖をまぶしたような政策が受けいられるのでしょうか。

 

「家族頼み」いつまで

社会保障 介護財源議論深まらず

 

 足りなければ減らせばいい。安倍政権は今年、来年度から「自立支援」を強化する関連法を成立させた。介護費抑制を狙う、比較的元気な高齢者のリハビリを促進、介護が必要にな

らないよう予防する。成果があった自治体には交付金を上積みする。「成功事例」が九州にある。人口約3万人の大分一県杵築市は2012年度自立支援事業を始めた。全 国平均では微増している要介護認定率は4年間で46ポイント減となり、県全体の認定率抑制にもつながった。「介護保険料も下がり、効果はあった」。市内でデ イサービスセンターなどを営む社会福祉法人「ひまわり」の統括施設長、真田康 徳(57)はうなずく。器具を使った軽い運動や買い物支援などで体の状態が上向く人は23割ほどいる。ただ、介護を社会全体で 支えるという制度の趣旨に照らすとどうか。真田は首をかしげる。「介護保険が本来目指した自立とは、家族に迷惑を掛けず介護サービスを自由に選べる生活だった。今、国にそんな視点は抜け落ちている」

 

熊本市在住だった女性(54)は昨年1月、福岡県筑後地区に住む母(79)の介護のため、ヘルパーの仕事を辞めた。父(81)と暮らしていた母が急性硬膜外血腫で倒れたのは154月。左半身にまひなどが残り、車いす生活になった。入院後、介護老人施設に。女性は出勤を減らして熊本と福岡を行き来した。母と在宅生活を望んだ父も、パーキンソン病を患う。「自宅に戻ると元気になる高齢者をたくさん見てきた。仕事に穴をあければ職場に迷惑を掛けるし・・・」。熊本市に家族を残し、帰郷した。介護の担い手は結局、家族頼み。そのための離職者は年間10万人を超えるとされる。安倍が再三、口にしてきた「介護離職ゼ口」の道筋は見えない。「公助より自助」はいつまで続くのか。(三宅大介、吉田真紀)」(同前)

 

 

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お知らせ

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いきなりの秋に [支え合う社会]

 

 

「私という私  村田喜代子」(20171012日西日本新聞)によれば仏教では魂はないという。

 

「赤瀬川原平は先年亡くなった。彼の魂は今どこヘ行ったのか。いや、仏教では魂はないという。間違えられているけど、 仏教は魂を否定しているのだ。 ただ「魂」はないが、自己を感じる「我」というものは続行しているようである。けれど死ねば厄介な「相棒」も冥界でぐっすり昏睡している・・・・・・。

野山が秋愁の色に深まる季節 がきた。一人旅がいいという人 もいるが、私は友達と何人もで 山や高原ヘ出かける。みんなと 連れだって行けば、おしゃべりな私の「相棒」の出る幕はない。 私は七十年連れ添った、自分の「相棒」の煩わしさに心底うんざりする。それで独りになるために、みんなと旅ヘ出る。人間同士のおしゃべりなどづくたかの知れたもので

ある。」

 

 欽ちゃんは、プロは「喜びも、悲しみも短い人」だという。プロにはなれそうにない。

 

「本ダネ

「ダメなときほど『言葉』 を磨こう」萩本欽一著

「どん底のときには大き な運がたまり、反対に、絶頂のときには不運の種がまかれている」がモットーの 欽ちゃんが、運と「同じくらい大事してきた」という 「言葉」について語ったエ ッセー集。 「プロフェッショナル」 に関する欽ちゃんの考えは 「勝ったときの喜びが短くて、負けたときの悲しみも 短い人」。浮沈の激しいテレビ業界を生き抜いてきた苦労人らしい言葉だが、この「苦労」という字にも、この人らしい異論がある。「だって『苦しみ』『労する』でしょう。せめて『苦しい』を『工夫』の『工』にしたらどうかと思うの。

苦しみに労を費やしたというのでは、あまりにも辛いから。『私は工夫を重ねて、工夫に労を費やしました』と言うほうがカッコいいじゃない」(集英社新書・756)」(同前)

 

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ゴーヤかゴーヤーか [生活]

 

 

ドウス昌代がアメリカ人と結婚するときに、ミズリー州など南部の州では「異人種間結婚禁止法」があり、そこではアメリカ人は逮捕され、日本人はヴィザを失うことを意味したという。やがて違憲として廃止されたとあります。移民などに寛容な国ではなかった歴史的背景を垣間見たように思いました。(『海を渡る手紙』澤地久枝・ドウス昌代より)

 

わが家では最近はゴーヤは近所からの頂き物ですが、重宝しています。朝。ジュースにして飲みますが、蜂蜜の他に便秘・血圧対策としてのオリーブオイルを入れて飲みます。女性投稿の表示は「ゴーヤー」でした。

 

「紅皿 ゴーヤーは大人の味

庭の小さな畑に「これが最後です」とばかりにゴーヤーが1本ぶら下がっていた。暑い夏を 過ごしたナスが、細くで小ぶりだが艶のある紫色の実をつけているのを見て、お昼ご飯にゴーヤー入りのナスのみそ煮をこしらえる。 最近までゴーヤーは本当に苦手だった。夫が 好きだったので時々料理はしていたが、その苦 味が染みたナスでさえ味見できずにいた。「私、 なんで食べられるようになったのかな?」と言 うと「大人になったけんたい」と夫が笑う。 ゴーヤーのことを「にがごり」と呼んでいた祖母は、夏が終わるこの時季に砂糖漬けを作っていた。縁側にすだれを広げ、そこに砂糖で煮た輪切りのゴーヤーを重ならないよう並べていく。乾燥具合を確かめるため、時々ぱくりと食べていた。横にいた私に「甘いから食べてみらんね、だまされたと思って」と口に入れてくれた。うーん、やっぱり苦い。本当にだまされた。縁側では砂糖漬けをお茶請けに、近所の人たちとのよもやま話にも花が咲いていたようだ。さてさて、今では苦さを克服した私だが、酸いも甘いもかみ分けた「大人」になれただろう。否、やはり「大人」って難しい。(主婦61歳 福岡県久留米市)」(20171012日西日本新聞)

 

 

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「普通とは何か」 [寛容な社会]

 

 

「翁長氏「基地造らせない」 辺野古工事差し止め訴訟

20171010日西日本新聞

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、県が国を相手取って工事差し止めを求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、那覇地裁(森鍵一裁判長)で開かれた。翁長雄志知事は法廷で「県民は誇りと尊厳を持って新基地反対の声を出し続けている。多くの県民の負託を受けた知事として辺野古に造ることは絶対に許さない」と意見陳述した。

(以下略)」

 

11日にはもうひとつのヘリコプター基地東村で学校から2キロ近くで墜落した。こんなことが続いても沖縄を無視続けていいものか。

 

新聞のコラムからです。

 

「 デスク日記

 長男は、高校3年生で受験勉強に取り組んでいるはずだった。2年前の春、めまいを発症。学校に行けなくなった。1年間、学校を休み、今春、復学を試みたが、めまいが再発。今秋、別の高校の通信制に2年生のまま転校した。

 自分の子どもが学校に行けなくなる。想定外だった。いじめ? サボり? いくつか病院にも通った。長男と何度も話した。私は、原因を探すことに必死だった。

 今になって思う。そんなもがきは、長男のためではなく、自分の不安をかき消すためだったのかもしれない。「早く普通の高校生に戻ってほしい」。「普通とは何か」を考える心の余裕はなかった。

 長男は、新しい道を歩みだした。知り合いのすし店で週4日のアルバイトも始めた。生気が戻ったように見える。原因究明はどうでも良くなった。「人間、いろんな生き方がある」。分かっていたはずのことを、長男に教えてもらった。(斉田康隆)=2017/10/12付 西日本新聞朝刊=」

 

それでも普通にであって欲しいと願うものかもしれません。

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